8月24日、兵庫県釣針協同組合(森幹雄理事長)主催の「ふれあい親子釣り教室・海釣り大会」が神戸市垂水区の平磯海づり公園で開催された。
兵庫県釣針協同組合がある兵庫県加東市を中心とする地域は釣針製造の産地であり、国内シェアの約9割を占めていると言われる。
組合は釣針製造業者が中心となって構成されており、「ふれあい親子釣り教室」は地元の小学生や家族を対象として、釣り振興や青少年の健全育成、地域との親睦、地場産業の発展等を目的に毎年開催されている。
124名の家族が参加。色々な魚が釣れ、子供達も大興奮!
今年も大人66名、子供58名の合計124名が参加して開催された。
開催当日は快晴。スタッフは6時前には現地に集合し、受付の準備を行った。今年から開会式は省略され、参加者は受付を済ませた後、すぐに釣り場に移動して釣りを開始した。
初心者など手助けが必要な参加者については、兵庫県釣針協同組合の青年部が中心となり1家族につき1名はサポートが付き、道具のセットの方法や釣り方、釣った魚の外し方などを丁寧に教えた。
参加した子供にはライフジャケットの貸し出しも行い、安全対策もしっかり行われていた。
釣果はアジ、スズメダイ、カサゴ、ベラなどがサビキで釣れ、参加者は子供から大人まで釣りを楽しんでいた。ただ、近年の猛暑で、午前7時、8時という朝の時間帯でも、特に日が当たる場所はうだるような暑さとなっていた。
釣り場には検寸場も設けられ、アジ、メバル、スズメダイ、グレ、キジハタ、ウミタナゴなど様々な魚種が持ち込まれた。釣った魚を手に持ちながら、走って検寸場に向かう子供の姿も見られ、参加者は釣り大会を楽しんでいた。
いよいよ表彰式!お楽しみの抽選会やジャンケン大会も
午前10時からは閉会式と抽選会が行われた。最初に主催者を代表し、森幹雄理事長より下記要旨の挨拶が述べられた。
「ご参加頂き有難うございます。今年は150名と多くのお申込みがあり、120名の方に参加して頂きました。とても暑い中でしたが1人も怪我なく釣りを楽しんで頂けたと思います。釣りは日によって釣れたり、釣れなかったりします。これを機に、ぜひまた釣りに行ってください。兵庫県釣針協同組合は、釣針の産地として加東市等で釣針を生産していますので、それもぜひ覚えて帰って下さい」。
次に、表彰式が行われた。順位は釣った魚の1尾長寸で決定された。
優勝は坂本誠一郎くんでダツ72㎝。2位は下山大雅君でアコウの20.7㎝。3位は高橋和馬君でウミタナゴの20.4㎝となった。それぞれトロフィーや表彰状、賞品も手渡され、記念撮影が行われた。
表彰式が終わると、お楽しみの抽選会が行われた。
釣り具をはじめ様々な賞品が用意され、抽選で参加者全員に豪華賞品が当たった。また、平磯海づり公園から入園券やマダイも提供された。この賞品を掛けたジャンケン大会も行われ、大いに盛り上がり、盛況の内に閉会となった。
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