6月15日(土)、東京都の若洲海浜公園において「若洲親子釣り体験教室」が開催された。
このイベントは、若洲シーサイドパークグループ、公益財団法人日本釣振興会東京都支部の主催により毎年開催されている。
当日、今年は例年になく梅雨入りが遅れているためか好天に恵まれた。朝から強い日差しが照り付ける中、受付開始時刻の8時30分になると数組の親子参加者が訪れ、開始時刻には予定参加者16組32名の親子連れが受付を済ませた。
運営スタッフは8時過ぎから打ち合わせを行い、東京都釣りインストラクター連絡機構の鈴木氏より、狙いは表層近くにいるコノシロと、海底から少し上にいるイシモチということを釣りの指導員に説明した。
開催時刻の9時になると、それぞれの釣り座で支度をしていた参加者全員に集合してもらい開会式を開催。日本釣振興会東京都支部の櫻井支部長より、以下要旨の挨拶があった。
日本釣振興会は全国組織で主に3つの事業を行っており、1つは魚の放流、2つ目は釣り場の清掃、3つ目は釣り場での体験教室や大会、イベントを行っている。イベントは機会があればぜひ参加してほしい。
また、今回は140組の応募の中から選ばれた16組の皆様に参加してもらっている。若洲海浜公園は都内では珍しい、広くてとても良い釣り場であるという話に続き、「この中で釣りが初めての人はいますか?」と参加者に質問したところ、ほとんどの参加者が挙手していた。
さらに、今日は釣り団体協議会より釣りのインストラクターが来ているので、釣りに関して色々なことを聞いてほしいという事。また、今日はとても暑くなるのでこまめな水分補給など熱中症に十分気を付けて頂きたいという事。最後に、「安全第一で釣りを楽しみましょう」と挨拶を締めくくった。
続いて、東京都釣りインストラクター連絡機構の鈴木氏の挨拶では、私達の団体では釣りをスポーツと位置付けして、釣りの安全、環境の保全に力を入れている。釣りを長く続けるためにはマナー、ルールを守ることが大切であるという事が述べられた。
釣り日和の中、いよいよ実釣開始!32名の親子が釣りに挑戦
その後、釣りのインストラクターの紹介があった後、受付で渡した名札に記載されている番号により、参加者はそれぞれがインストラクター、公園スタッフ、日本釣振興会東京都支部のスタッフ合わせて11名の指導員に割り振られ釣り座に入り、道具や仕掛けについてのレクチャーを受けた。
釣りを開始する頃になると日差しはさらに強くなりながらも、真夏ほどの猛暑では無く時折穏やかな風も吹いて、この時期としては快適な釣り日和となったが、肝心な魚の食いは今一つ。
それでもほとんどの参加者は熱心に竿を握り粘っていて、指導員全員が最初から最後まで休むことなく熱心にアドバイスを続けていた。
日はどんどん高くなり、終了時刻の11時50分に納竿。参加者全員で自分の周囲のゴミ拾いを行い、再び集合して閉会式が行われた。
閉会の挨拶を櫻井支部長が行い、釣果は今一つでしたが、これに懲りずに、ぜひまた参加されたい方はいますか? と問うと、ほぼ全員が勢いよく挙手してくれた。釣果が良くなくとも、熱心な指導員の振舞いで、釣りの楽しさを伝えられた釣り教室となった。
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