サンライン(山口県岩国市本社・中野郁夫代表取締役)では、釣りに関わるさまざまな環境の保全・回復を目的とした活動ポリシー「Angler’s Ecology(アングラーズエコロジー)」を発表した。
これまでも様々な環境への取り組みを行ってきたサンラインだが、今後は、Angler’s Ecology(以下 、A.E)を基とし、ステークホルダーと共に自然環境維持回復の貢献活動を進めるとしている。
サンラインでは、今年開催された釣りフェスティバル及びフィッシングショーOSAKAで、ブース内にA.Eコーナーを展開し、来場者に活動ポリシーの発表を行った。
コーナー内では、同社が開発したバイオマスPE(ポリエチレン)樹脂を素材とした「リールの下巻き専用ライン」の紹介が行われ、アンケートの回答者に配布された。
A.E活動目標
A.E活動の目標は、以下の通り。
【釣り糸の企画・生産部門】
・2024年度植物由来原料・海洋分解性原料を使用した釣り糸の開発開始
・2026年度までに全売上げに占める環境負荷低減製品比率30%の達成
・2026年度までに紙パッケージ、FSC認証制度に適応素材の梱包資材へ移行することでプラスチック使用量を50%削減
・2026年度までに環境配慮プラスチック素材への100%転換
・企業間取引における糸巻きボビンの回収/リユース
・A.Eポリシーに基づく釣り糸・釣り用品の新規企画開発
【広報・フィールド活動部門】
・Webサイト、SNS、釣り大会、イベント等にて活動ポリシーの発信
・A.Eポリシーに基づく釣り大会、イベントの企画・開催
・水辺清掃・海底清掃など環境美化活動の企画・開催
これらの活動目標を達成することでカーボンニュートラルの実現に貢献し、釣り糸、パッケージによる海洋プラスチックゴミ排出量の削減などに取り組んでいくとしている。
サンラインでは、企業理念の「自然環境維持回復のため、サンラインがなしえる最大限の努力をしよう」を基に、公益財団法人日本釣振興会、一般社団法人日本釣用品工業会ほか、各団体・地域が行う環境美化事業にプラスして、A.E活動によって今後さらに成果の向上を目指していく。
詳細は、サンライン公式ホームページまで。
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