4月20日(木)、公益財団法人日本釣振興会大阪府支部の「令和5年度第1回役員会」及び「令和4年度総会」が、大阪市北区のガーデンシティクラブ大阪のハービスOSAKA6階会議室で行われた。
11時半から、まずは役員会が行われた。冒頭、橋本支部長から以下要旨の挨拶が行われた。
「日本釣振興会は、公益財団法人となり12年目となります。課題は増えるばかりで悩ましいところですが、自分達が出来る事を粛々とやっていくしかありません。
当会の髙宮会長からも発表がありましたが、日本釣振興会では河川・湖沼の生物減少への対策、そして、漁港の釣り場減少問題の2点を重点課題として取り組んでいます。
幸いにも大阪では漁港の立入禁止問題はあまりありません。釣りをさせて頂いている場所を、なんとか守っているところです。今後とも魚や釣り場を減らさないよう事業を進めていきますので、ご協力のほどよろしくお願い致します」。
令和4年度は様々な事業を実施。釣り体験教室などイベントも大好評
定足数の確認の後、議長には橋本支部長が選出され、議案審議に移った。
まず、前回役員会の議事録の確認が行われた後、事務局報告が行われた。
ここでは、今年荒天のため中止にされた「ルアー釣り体験教室」に関して、毎年参加者の満足度も高いイベントであることから、荒天の場合は中止にせず延期にしてはどうかという意見も出され、審議が行われた。
次に、本部報告が行われた。
続いて、令和4年度事業結果について報告が行われた後、令和5年度役員会の日程について確認。
令和5年度事業予定については、5月の水中清掃場所が田尻漁港に決定したことや、6月17日開催予定の「JFW親子マス釣り体験教室」の申し込み状況も共有された。
「JFW」の概要についても橋本支部長から補足説明が行われた。ほか、放流や清掃など様々な事業を計画していることが報告された。
最後に、5月に行われた田尻漁港の水中清掃について詳細が確認され、役員会は閉会した。
放流活動や清掃活動も多数実施。陸上清掃には計925名が参加!
12時半からは「令和4年度総会」が行われた。議長には橋本支部長が選出され、議案審議に入った。
1・令和4年度事業報告の件については、太井事務長より報告された。
令和4年度は、8月にチヌ8000尾、キジハタ5000尾、メバル7000尾を放流。内水面へは、共催事業として計500㎏のヘラブナの放流を行った。
陸上清掃については、大阪府内の釣り場で、「水辺感謝の日」清掃や、大阪府釣り団体協議会と共催している「大阪湾クリーン作戦」など、定期的に実施。合計925名が参加した。
水中清掃に関しては、淡輪漁港、貝塚人工島、深日漁港で実施。合計92名(内ダイバー34名)が参加した。
釣り体験教室・釣り大会についても「JFW親子マス釣り体験教室」や「ファミリー海釣り大会2022」をはじめ、複数開催。合計488名(内スタッフ134名)が参加した。
その他、大阪府内水面漁場管理委員会や大阪港釣り関係者会議への出席、釣りルールと釣り可能エリアを示したポスターの配布等、様々事業を行った事が報告され、承認された。
令和5年度も様々な事業を計画
2・令和4年度収支決算報告の件、3・令和4年度監査報告の件についても報告され、承認。
4・令和5年度事業計画(案)の件。令和5年度の放流事業に関しては、8月に大阪湾一帯でチヌ・キジハタ・メバルの稚魚放流を実施。
釣り普及事業に関しては、4月に「第27回少年少女渓流マス釣り体験」、6月に「JFW親子マス釣り体験教室」、10月に「ファミリー海釣り大会2023」、11月に「ファミリーマス釣り体験教室」を行う。ほか、概ね例年通りの事業計画が報告され承認された。
5・令和5年度収支予算(案)の件も報告され承認。
6・その他では、釣り場として活用出来ないか検討されている茨木市の安威川ダムについて、隣接した公園で5月27日に開催される「ダムパークいばきたフェスティバル」にて、金魚釣りのブースを出展することが報告された。
全ての議案審議が終了し、総会は閉会した。
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