第8回「若洲初心者・ファミリー釣り教室」が10月22日、東京都江東区の若洲海浜公園で開かれた。
主催は公益財団法人日本釣振興会東京支部、若洲シーサイドパークグループ、共催は東京都釣りインストラクター連絡機構、協賛及び協力は、東京港埠頭(株)。
教室には、都内から12組計26名の家族連れなどが参加。
午前8時半に受付開始、午前9時に本部テント前で開会式となり、日釣振東京都支部の常見支部長が挨拶。
「早朝より教室にご参加下さり、大変ありがとうございます」とお礼を述べた後、日釣振の設立趣旨、活動内容などを説明。また、「今日はケガなどに注意し、釣果に恵まれるよう頑張って下さい」とエールをおくった。
続いて、インストラクター連絡機構の鈴木伸一会長は、近年社会問題化しているマイクロプラスチックの環境汚染に関連して、小さなプラスチック片やナイロン製の釣り糸などの現物を示しながら、「一人ひとりが出すごみはわずかですが、まとまると生態系などに悪影響を及ぼします」と、マナー遵守の重要性を説いた。
海を眺めながらアタリを待つ参加者。釣れた魚にみんな笑顔!
その後、参加者は集合写真を撮影し、予め指定された釣り場へ移動。
釣り場は、東京湾に面した200mほどの直線状護岸部分で、沖を運航する大型船舶を見ながら、フェンス越しに竿を出してアタリを待った。
水面下を小魚が泳いでいるのが確認できるも、反応はいまひとつ。スタッフも熱心に指導した。
そうこうしていると、小学生の鹿田絢音(あやね)さんが体長10㎝ほどのカタクチイワシをヒット。感想を尋ねると、「重かった。魚釣りは初めて。これからもやりたいです」と、Vサインをして喜んだ。
他の参加者にもサッパ、カタクチイワシが釣れ、全体の釣果としてはまずまず。「子どもが釣りをしたいというのでやってきました。機会があれば、また参加したいです」と今後に期待するファミリーもいた。
正午で教室は終了となったが、そのまま残って釣りを楽しむ参加者もいた。受付で配布された竿、リールは持ち帰ることができ、水汲み用バケツのみ回収となった。
若洲海浜公園の釣り場には、釣り客の聞き取りや採集調査の結果、サッパ、コノシロ、カタクチイワシ、ボラ、イシダイ、スズキ、アイナメ、マコガレイなどが生息しているという。
日本釣振興会東京支部の釣り教室などの行事予定は、日本釣振興会公式ホームページまで。