埼玉県の秩父漁業協同組合(秩父市荒川、松本泉組合長)と埼玉県漁業協同組合連合会は11月6日、市内秩父公園橋上流の荒川本流で、昨年に続き2回目となる「ルアー釣り選手権in秩父cup」を開催する。
会場は、秩父市街地から秩父ミューズパークに通じる県道上で荒川に架かる秩父公園橋(秩父ハープ橋)の上流。同場所から上流佐久良(さくら)橋までの約700mが大会の釣り場となる。
人気イベント「ルアー釣り選手権in秩父cup」。60cm超えの大型ニジマスも放流!
大会当日の早朝、区間内に大型ニジマスが放流され、参加者は釣り上げたニジマスの体長で順位を競う。放流されるニジマスは、60㎝超えの超大型サイズ100㎏、大型200㎏の計300㎏。
秩父公園橋のすぐ上手にある駐車スペース(200台収容可)に隣接した河原で午前7時に受付開始し、7時半から開会式が行われる。8時に受付会場で競技スタートし、正午検量後、表彰式へ移る。入賞者を称える式では、優勝、準優勝ほか、上位5位まで表彰される。
大会への募集定員は70名で参加費は保険、遊漁料込みで3000円。中学生以下の参加者(保護者同伴)については1000円。
同漁協はホームページ上に用意したメールフォームを使って参加者を募ったが、応募が殺到。申し込みを開始した9月16日から2日間で残り定員26人になるなどの人気ぶりで、すでに応募は締め切られている。
「若い人に秩父に来てほしい」。大会通じ秩父の魅力伝える
首都近郊に位置しながら、大小の渓流群やスケールの大きなアユ釣り場を有する秩父漁協。
恵まれた水域を活用、アユの友釣りや渓流の餌釣りなど各種大会を開催しているが、ルアー釣りに焦点を当てた催しはなく、近年増加傾向のルアー愛好家からは専用釣り場の開設を乞う声も寄せられていたという。
ルアー釣り選手権は、要望に応えるとともに、ルアー釣りを愛好する若い釣り人を渓流釣り場の宝庫とも呼ばれる秩父へ、さらに呼び込むことが狙いだ。
昨年の初回大会はポスターなどの印刷物を作成せず、告知方法はインターネットのみだったが、それでも県内外から53名が訪れ、大型ニジマスの力強い引きを広々としたフィールドで堪能した。
前回大会時の放流量は大型ニジマス650尾、超大型ニジマス40尾の合計690尾300㎏で、優勝者が釣り上げたニジマスのサイズは47㎝だった。
協賛各社による景品が贈られる表彰式後の「お楽しみ抽選会」も、大会を盛り上げる。今年も秩父産の米や飲み物などが出場者全員に行き渡るよう、多数用意されるという。
松本組合長は、「ルアー釣り愛好者対象のイベントなど、秩父漁協が管理している河川のルアー釣りへの対応は、他の釣法と比べて少し遅れていた。ルアーを愛好する世代は、他の釣法と比較して若い方が多い。大会を通して秩父の釣り場の良さをそうした若い釣り人に知って頂き、もっと秩父に来てもらいたい」と話している。
問い合わせ先
秩父漁業協同組合 0494-22-0460
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