公益財団法人日本釣振興会徳島県支部では、7月24日(日)、磯釣り発祥の地である牟岐大島(むぎおおしま)にて、毎年恒例のグレ稚魚の放流を実施した。牟岐大島での放流は今回で4回目となる。
協力は徳島県釣具商組合、徳島県観光磯釣渡船組合、とくしま釣りの輪、(一社)tsuribito。
本来であれば一般の子供やファミリーにも参加してもらう予定だったが、コロナウイルス感染拡大の影響を受け、関係者のみでの開催に急きょ変更した。
当日は朝から天候に恵まれた。放流したのは、トラックで愛媛の北灘からはるばるやってきたグレの稚魚約8000尾(280㎏)。サイズは比較的大きく、15~30㎝。
まず、トラックから牟岐渡船協会所属の「金毘羅丸」のイケスに、稚魚をアミやバケツ、バッカンを用いて運搬。その後牟岐沖に浮かぶ牟岐大島へ移動した。
そして、ダイビングで有名な「千年サンゴ」近くで放流を実施。参加者で「大きくなあれ」の掛け声と共に、放流を行った。今回は、水中撮影も行われた。
その後、金毘羅丸の好意でクルージングを行った。日頃なかなか見られないビーチや勇壮な磯の風景を楽しみ帰港、解散した。
同支部は、「グレ稚魚放流事業活動を継続させ、地域の皆さまと、釣りを通じて自然環境保全に繋がる大事な事業を継続させていきます」とコメントしている。
【提供:日釣振徳島県支部・編集:釣具新聞】