6月26日、茨木市・新池で3年ぶりに「初心者のためのへらぶな釣り教室」が開催された。
主催は、公益財団法人日本釣振興会近畿地区支部。共催は、釣りを通して青少年の健全な育成に寄与する活動を行っているFIE推進委員会。
初心者の18家族が参加。講師も指導に奮闘!
午前9時受付、9時半からの開会式には18家族、大人22名、子供22名の参加者が集まった。
開会式では、日釣振の活動について説明された後、ヘラブナ釣りのマナー、当日行われた1尾長寸で競う競技の説明が行われた。
9時45分からは決められた釣り場に移動、小グループに分かれ、担当講師による釣り方、餌の付け方の説明後、実釣を開始した。
早朝より競技会をしていた他の団体を見ると、あまり竿が曲がっていなかったので、初心者にとってはなかなか厳しい状況が予測された。
管理池では魚がいるのは当たり前で、すぐに釣れると期待している初心者が多い中、厳しい状況下で、講師の指導力と奮闘に期待が寄せられた。
釣りに慣れたら競技開始! 見事戦いを制したファミリーは…?
少し釣り方に慣れた10時からは、1尾長寸で競う競技会が開始された。
開始当初から順調に竿を曲げていた上里さん、夫婦で参加の大河内さんは数を釣っていたが、大型は顔を見せなかった。友人同士で参加の宮田さん、津田さんは仲良く椅子に座り、子供達と釣りを楽しんでいた。
後半に入り、上手く魚を寄せた鈴木崇太君は、連続でヘラブナを釣り上げ、Vサインで記念撮影。
谷口さん親子は初めての釣り。お父さんが釣ったヘラブナをすかさずすくう駿太君。陽夏ちゃんも加わり、満面の笑みで記念撮影を行った。
真剣な面持ちで釣りに取り組む様子や、家族でのほほえましい光景が各所で見られた。
恒例の最後の一投では、全員が一旦仕掛を上げ、一斉に仕掛けを投入。幸運にもこの一投でヘラブナを釣り上げた家族があり、最後まで大いに盛り上がった釣り教室となった。
閉会式では、上位3位までが発表され、優勝者には賞状とメダルが授与された。参加者全員に、賞品として協賛会社から寄せられた品物が配られた。
終了後のアンケートには、講師の丁寧な指導への感謝や、初めてでも楽しく過ごせた、子供に良い経験をさせることが出来たと言ったコメントが寄せられた。
毎年この時期に開催される教室なので、来年もぜひ多くの初心者に参加してもらいたい。
【提供:日釣振近畿地区支部・編集:釣具新聞】