「海釣り体験」は2日間合計で約180人が参加
10月20日(日)と11月4日(祝)の2日間、大阪府泉大津市のベイエリアにある泉大津フェニックス内の護岸で、堺泉北港開港50周年記念「泉大津フェニックス海釣り体験」が開催された。
泉大津フェニックスは全体で約200ヘクタールという広大な埋立地であり、その中には多目的広場や多目的緑地もある。この広場や緑地は「夏フェス」が開催される期間は数万人の来場者で賑わうが、イベント等の開催時以外はフェニックス自体が全面立ち入り禁止となっている。1年を通して見ると、広大な敷地が有効活用されていないのが現状だ。そのため、泉大津市としても、地域活性化の一環として、ベイエリアの有効利用についての可能性を探ってきた。
そのような中、泉大津市にも店舗を構える(株)フィッシングマックス(兵庫県芦屋市・吉田学社長)から、「海釣り公園を作って活用してはどうか」という提案が行われ、市も前向きに検討を行った結果、今回の「海釣り体験」の開催に繋がった。
「海釣り体験」は合計2日間行われ、両日で約180人が参加した。
普段は立ち入る事のできない泉大津フェニックス内の護岸で、実際に釣りをしてもらい、安全性や釣果の確認、また市民のニーズを把握するといった目的で行われた。
参加者は泉大津市を中心に大阪府内外の老若男女で家族連れが多く見られた。時間は午前6―11時まで。両日とも快晴となった。参加者は全員ライフジャケットを着用し、沖には監視船も配備し、安全対策も万全だった。
今回、釣り体験を行った場所は、将来マリーナ活用を予定されていた場所で、足場もよく子供でも安全に釣りが出来る場所だ。
釣果は特に朝方にタチウオ、ハマチ、グレ、チヌ等が釣れ、時折良型も上がっていた。参加者もハマチなどを釣り大喜びだった。またサビキでもアジが釣れ、子供も親と一緒になって釣りを楽しんでいた。
家族で参加した人に聞くと「今日は楽しかったです。天候も良くて気持ちもよかったですし、関西国際空港も見えて景色も良かったです。釣りが出来て、子供たちも喜んでいました。安全に遊べるので親として安心です」と話していた。