2020年8月下旬にバスフィッシングが解禁された奈良県宇陀市にある室生(むろう)ダム。解禁後はバスフィッシングも好評で全国各地から多くのアングラーが訪れるフィールドとなった。
このダムは奈良県宇陀市室生大野に位置し、独立行政法人水資源機構・木津川ダム総合管理所の管轄内にある。同じ木津川水系の布目ダムや比奈地ダムと同程度の貯水量のダムだ。
室生ダムでは現在、室生ダム釣り場活性化事業として「室生ダムわかさぎオープン!」を2020年11月22日(日)に開催すべく準備を進めている。主催は(公財)日本釣振興会奈良県支部(窪悟支部長)。
室生ダムのワカサギは2011年から有志で数回放流を行ってきた。環境がワカサギの生息に適しているのか、ここ数年でしっかりと自然繁殖するようになってきている。奈良県へも新たな漁業権対象魚種として申請中だ。
ワカサギ釣りは誰にでも簡単に楽しめる釣りなので、室生ダム漁協や(公財)日本釣振興会では多くの釣り人にこの釣りを楽しんでもらいたいと考えている。
今回のイベントは、参加者全員によるワカサギの成育調査を主目的としている。
また、室生釣り倶楽部(利用者協議会)、JOFI奈良(釣りインストラクター連絡機構)、日本へらぶなクラブの協力を得て、初心者や初めて釣りをする人でも楽しめる「ワカサギ釣り体験」イベントも実施される。