
4月7日、「明石市沿岸のタコ釣りルール説明会」が開催された。
説明会には、明石沿岸の漁業関係の団体や兵庫県、釣具業界の団体が出席。明石沿岸でタコ釣りを楽しむためのルールについて、またタコ資源の回復に取り組んでいる明石市漁連や同遊漁船業部会の取り組みが紹介された。
明石市沿岸でタコ釣りを楽しむためには?


兵庫県の明石市沿岸は周知の通りタコ釣りのメッカだ。ただし、大前提として釣り人は共同漁業権区域内でタコを釣ることはできない。密漁となる。
しかし、明石市漁連が取り組む、タコを守り、育てることに賛同し、ルールを守る人に限り、タコ釣りが認められる。ルールは以下の通りだ。
① マダコを採捕できる期間及び時間:12月1日~3月31日まで。時間は午前5時から正午まで
② マダコのサイズ制限:体重100g以下は採捕することはできない
③ マダコ釣りの制限:1人あたり10パイまで
④ 使用するタコエギは2個まで。針は180度を超えず返しのないもの
➄ 稚魚育成場内:漁業者も含め、水産動植物の再捕は一切できない
このルールは令和8年12月1日から運用される。
昨年に比べ、期間が1カ月短縮されたこと、時間制限が設けられたこと、陸域からの釣りも船釣りと同様、期間と時間制限が設けられ同じルールとなったことの3点が変更点となる。この変更は昨年度から告知が行われていた。特にプレジャーボートや一般の釣り人なども注意が必要だ。
ただし、このルールは明石市漁連の会員漁協、播磨町、東播磨、高砂漁協の組合員は対象外だ。
今年も初夏からのタコ釣りシーズンには、多くのタコ釣りの船が出船し、同地区内でもタコ釣りを行っている。ただし、これは前述の漁協の組合員等の釣り船のはずだ。明石市沿岸では一般の人はマダコの採捕が認められていない期間であり、共同漁業権区域内でマダコ釣りは出来ない。
タコ資源保護のために。「タコマイレージ」も継続中
ちなみに、明石市のタコ類の漁獲量推移は平成25年頃から下降を続けている。
令和3年から令和6年まで若干プラスに転じていたが、令和7年は再び下降した模様。ただ漁業者に聞くと「令和8年はタコの姿が多く見え、良いのではないかと期待している」と述べていた。

また遊漁船業部会では、既報の通り、タコ資源保護のため「タコマイレージ」という取り組みを行っている。遊漁船の利用者が釣ったマダコ(100g超)を放流用に提供すると、その数に合わせてポイントが付与される制度だ。

明石市漁連の漁師もタコ資源の保護に取り組んでいる。産卵用のたこつぼの投入や、漁獲されたタコが産卵していた場合、たこつぼの再放流を行っている。

それ以外にも、遊漁船業部会では、抱卵マダコの放流・保護活動。またタコのエサとなるスダレガイ等二枚貝の放流。フィッシングショーOSAKAへ出展し、タコ釣りのルール・マナーの周知啓発なども行っている。
そのほか、毎年1万個以上のタコエギが海底から回収されているため、日本釣振興会と協力し、タコエギの針を返しがなく、180度までに改良してもらったほか、令和6年度からは針の太さを現状よりも細くしてもらい、根掛かりしても外しやすいものに改良してもらえるよう、釣具メーカーに協力を依頼しており、令和8年度ごろから順次、細い針のエギも販売される予定だ。
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