
一般社団法人日本釣用品工業会では、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の一環として、近年人気が高まっている「ワカサギ釣り」を釣り場拡大事業として推進。ワカサギ増殖を目的とした資機材を、漁協や自治体、水産試験場等へ物納で支援している。
2025年度、新たな支援先として選ばれたのが、栃木県鬼怒川漁業協同組合の東古屋湖(ひがしこやこ)。
同湖はトラウト類を筆頭にヘラブナやワカサギ釣り場として運営されており、特に春の解禁以降はビッグトラウトが釣れることで有名。急峻な山間に囲まれた風光明媚なロケーションが広がり、ルアーフィッシングファンにとても人気が高い釣り場だ。

ワカサギ卵確保に悩む漁協。県内での受精卵生産を目指す
鬼怒川漁協では、これまでも東古屋湖にワカサギを毎年放流してきたものの、昨今のワカサギ卵確保の不安定さから十分な放流量を確保出来なくなってきており、新しい増殖方法を模索していた。
そこで現在、計画されているのが「栃木県産ワカサギ卵の生産」。これは、同漁協と栃木県水産試験場の連携による新しい取組みで、栃木県内の中禅寺湖や川俣湖などからワカサギ親魚を捕獲して受精卵を生産する方法。
これまでの他県産の受精卵での放流と並行して、県内のワカサギ資源が豊富な水域から親魚を採捕して、受精卵を生産する事を目指している。

他の水域への受精卵供給も目指す
漁協ではすでに試験採捕を実施しており、2025年春には県内の川俣湖で試験採捕した親魚から約100万粒の受精卵を確保し、さらに人工ふ化、放流までの試験放流を成功させている。

また、従来は釣り場となる湖畔に人工ふ化器等を設置して稼働する方法が一般的だが、同漁協では採捕した親魚を漁協内の生産施設へ移動して、安定した環境下で採卵、ふ化、運搬して放流するという技術を持っている。
今後、さらに県内での親魚の採捕や受精卵の生産量を向上し、東古屋湖へのワカサギ放流を安定した上で、県下の他水域へのワカサギ卵の供給までを目指してく。
この技術を確立させる為、今回、LOVE BLUE事業ではふ化器や自然産卵水槽などの資機材の支援を行った。

【提供:日本釣用品工業会・編集:釣具新聞】
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