
11月8―9日、鳥取県境港市にある「夢みなとタワー」1階多目的ホールで、かめや釣具米子店主催の「2025モンスターシーバスフェスin山陰」が開催された。並行して開催された「KSBかめやシーバスバトル」も367名が参加し大盛況。山陰のシーバスファンを大いに盛り上げる2日間となった。
メーカー展示やトークショーの室内イベントと実際にシーバスを釣る大会を開催
山陰最大のシーバスイベント「モンスターシーバスフェス」は、シーバス関連メーカーなど42社が参加し、過去最高の出展社数となった。有名アングラーも多数来場してトークショーが行われたほか、新製品の展示や会場限定品も販売も行われた。このイベントは2日間開催され合計で1800人が来場した。

そして、実際にシーバスを釣る大会として、「KSB2025かめやシーバスバトル」も11月8―9日の2日間行われた。大会の受付は、モンスターシーバスフェスの初日終了後の午後4時30分より同会場で行われ、大会がスタート。翌日の午前8時までが競技時間だ。その間に釣ったシーバス1尾の長寸で大会は競われ、9日の15時からモンスターシーバスフェスの会場内で表彰式や抽選会が行われた。


8日の開場前には多くのシーバスファンが入場待ちの列を作っていた。入場すると、それぞれ目当てのブースに急いで向かっていた。会場では有名なシーバスアングラーが多数参加。来場者も普段聞きたいことなどを、プロに質問し、写真も撮るなど有意義な時間となっていたようだ。また各ブースではガチャガチャなどの抽選会も行われ、来場者を盛り上げていた。

来場者は比較的若い人が多い印象だった。小さな子供連れや家族での来場もあり、山陰のシーバス市場は今後も期待できる印象だった。
ある参加者に聞くと「私もいろいろな釣りをしましたが、会社が終わってから釣りに行くとなると、シーバスが多くなります。シーバスはかなり長い期間出来ますし、フィールドも多いので、山陰でも人気があると思います。今日の大会にも当然参加しますが、かなりハイレベルで大型が出る場所は相当なプレッシャーになると思っています」と楽しそうに話していた。

限定品も人気で、それぞれのブースに長い列が出来ていた。かめや釣具のスタッフも、来場者の誘導や質問に答えるなど、円滑にイベントが進行するよう、良く働いていた。モンスターシーバスフェスには2日間で合計1800名が来場し、主催者の予想を上回る大盛況となった。

また、釣り大会部門であるかめやシーバスバトルも、参加費は1500円必要ながら参加人数は350名以上となった。参加者は年々増加している。大会結果は優勝が90㎝で80㎝以上のランカーを20名がウエイインするなど釣果にも恵まれ、大いに盛り上がった。
11年前にスタートし毎年規模拡大。山陰シーバスの一大イベントに成長
今回のイベントについて、かめや釣具の担当者に話を伺った。
「このイベントは地域のアングラーと一緒になって釣りを盛り上げようという趣旨で、11年前に『かめやシーバスバトル』という大会をスタートさせました。最初はおよそ70名の参加でした。今年で11年目となりますが、今回の参加者は350名を超えました。昨年から競技部門だけでなく、メーカーさんに展示して頂き、シーバスを更に盛り上げてもらおうと、イベントの名称を『モンスターシーバスフェス』としてイベント会場で2日間、開催しています。
当初からKSB(かめやシーバスバトル)では、メーカーさんにも協力して頂いておりました。最初は4社でしたが、回を重ねるごとに増えてきました。以前は屋外での展示でしたが天候が悪い時は困りますので、イベント会場を借りて実施することに変更しました。

山陰ではシーバスが盛んです。中海、宍道湖は天候に左右されにくいですし、地域の人にとってもシーバスは馴染み深い魚です。松江では『スズキの奉書焼き』という郷土料理も有名で、江戸時代からスズキが食べられています。
当初から地元のアングラーさんにメーカーさんと直接触れ合って頂き、市場の活性化を図るという目的で開催してきました。現場に近い我々が主催しているからこそ、我々が間に入って、熱を持ったアングラーさんとメーカーさんに繋がってもらい、アングラーさんの熱量を落とさないようにしたいと思っています。天候等の影響もあって冬の山陰の釣りが盛り上がりに欠けるなか、何とか盛り上げたいという気持ちです。
来場様も、皆さま笑顔でお帰りになって頂けました。ネットも便利ですが、リアルな場所が、お客様に盛り上がって頂くのに一番だと思います。今後もご協力をお願いします」。
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