釣具メーカーのヤマリア(YAMARIA Corporation)が、CSR活動の一環として長年取り組んでいる「Yamashita Maria 釣場クリーン作戦」。同社はこの活動を、未来に豊かな海を残すための重要な活動とし、2025年秋シーズンにおいても精力的に継続している。
同社の取り組みは、自社スタッフが主体となる自主的な清掃活動と、地域で活動するNPOや環境団体が主催するクリーン活動への積極的な協力参加、その両輪で展開されているのが特徴だ。
「Yamashita Maria 釣場クリーン作戦」とは

「Yamashita Maria 釣場クリーン作戦」は、同社が掲げる「未来の海を豊かにする」というスローガンのもと、社員が中心となって釣り場や海岸の環境保全活動を行う取り組み。
活動は多岐にわたり、ビーチクリーンや海岸清掃、さらにはダイバーによる水中清掃など。近年は特に、神奈川県の三浦半島周辺エリアにおいて、地域団体と密接に連携した活動が目立っている。
2025年10月・秋の活動報告
2025年10月も、ヤマリアは「独自開催」と「他団体協力」を組み合わせ、三浦半島各地で精力的に活動を展開した。特に台風通過後の漂着ゴミ問題と、日常的なポイ捨てゴミ問題の両方に対処する形となった。
独自開催による清掃活動(三崎港・久里浜)
10月11日(土)には、日釣振主催の「三崎港水中清掃」に先立ち、ヤマリアメンバー11名が三崎港の花暮岸壁から向ヶ崎岸壁にかけての陸上ゴミ拾いを独自に実施。普段は目立たない草陰などに隠れたゴミも、大人数での活動により、わずか1時間余りでかなりの量を回収した。


また、10月17日(金)には、同社主催の「第11回久里浜海岸ビーチクリーン」をメンバー5名で実施。当日は、たばこの吸い殻や空き缶といったポイ捨てゴミが目立ったほか、家庭ごみの不法投棄や花火の残骸なども確認された。

他団体との連携・協力(油壷・諸磯・野比・長浜)
他団体が主催する活動への協力も積極的に行っている。
10月12日(日)には、「緑の油壷を守る会」主催の「油壷クリーンウォーク」にヤマリアメンバー1名が参加。前週からの台風の影響で、特に北向きの胴網海岸では、漁業用ブイやカゴ、流木、無数のプラスチック片などが海岸を埋め尽くすほどの深刻な状況であり、一般ゴミ9袋分を回収した。

10月18日(土)には、「諸磯の海100年先まで残す会」主催の「諸磯海岸清掃」にメンバー1名が参加。ここでも台風の影響は甚大で、北向きの諸磯漁港側に漂着物が大量に打ち上げられていた。当日は、かながわ海岸美化財団のスタッフも協力し、一般ゴミ11袋分が回収された。


翌19日(日)には、「野比の海岸を守る会」主催の「野比海岸清掃」および「長浜の自然を守る会」主催の「長浜海岸清掃」にヤマリアメンバー1名が参加。野比海岸は漂着ゴミが少なかった一方、長浜海岸では諸磯に続き、かながわ海岸美化財団のスタッフも参加。トラックでの直接回収により、普段は難しい大型ゴミの回収も進められた。



釣り場保全へ、多角的な取り組みを続ける
「Yamashita Maria 釣場クリーン作戦」の活動実績は、特定の活動に留まらない。自社で清掃活動を主催し現場の課題を直接把握するだけでなく、地域に根差した多様な団体と連携し、協力体制を敷くことで、広範かつ継続的な環境保全活動を実現している。
「Yamashita Maria 釣場クリーン作戦」の活動報告は、こちらでも確認できる。
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