
大阪湾や東京湾でもタチウオシーズン真っ盛りですが、全世界のタチウオ好き必読の本が発売されました。
タイトルは「タチウオのはなし」~タチウオを深く知り、上手に釣り、綺麗に扱い、美味しく頂くために~。執筆者は上田幸男先生と、釣具新聞でも連載をしてもらった海野徹也先生の共著です。
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大学の先生が書かれた本だけあって、内容ギッシリ、各項目とも説得力ありまくりの本です。個人的にこういう本、大好きです。上田先生、海野先生ほか多くの研究者が積み重ねてきた知識が、惜しみなく紹介されています。

タチウオの生態についても、興味深い記述が満載です。例えば、タチウオの視力はどうなのか? 産卵期について。ほかLED小型集魚灯は有効なのか等、どのページを見ても釣りにも役立ちそうです。

釣りについても詳しく紹介されており、さらにタチウオが美味しく食べられる料理も解説。最後には温暖化や栄養塩不足でタチウオが今後どうなっていくのかという、考えさせられる文章もあり、読み応え満載の1冊となっています。

釣り人はもちろん、釣り関係者にもオススメの1冊。ぜひ、お読みください。
書籍の詳細

書籍名:タチウオのはなし-タチウオを深く知り、上手に釣り、綺麗に扱い、美味しく頂くために-
著者名:上田幸男・海野徹也(共著)
発行所:株式会社成山堂書店
ISBN:978-4-425-95691-3
サイズ/頁数:A5判、168頁
価格: ¥2,420円(税込)