アユルアーは、実は色々なジャンルのルアーで楽しめる。初心者にはアユルアー専用のルアーがオススメなのだが、ベテランになるとバス用、シーバス用など色々なルアーをチューニングしてアユルアーとして試してみたくなる。
また、アユルアーを楽しむ上で、あれば便利なアイテムも色々ある。そこで、ゴールデンミーンを展開する中央漁具の仲谷さんと富田さんに、アユルアーにオススメのルアーやアイテムを紹介してもらった。
流れの強さで様々なジャンルのルアーを使い分ける
6月中旬に行われた、仲谷さんと富田さんによる中奥川での実釣取材で、ヒットルアーとなったのはパームスのエスケード80MDFのイエローウィンという中央漁具のオリジナルカラーだ。
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アユルアーのカラーも、実はアユ系のカラーでなくてもよく釣れる。イエローウインもド派手なカラーだが、視認性が高く、水がクリアでも濁りが入った場所でも使いやすい万能カラーだ。色々なカラーのルアーを用意して、カラーローテーションすると釣果も伸びやすい。
また、ルアーもバス用からシーバス用まで様々なルアーがアユルアーとして使える。
いずれも仲谷さんが使っている一軍ルアー。写真上からエスケード80MDF、フェイス87(エバーグリーン)、CD9(ラパラ)。流れが普通にある時はエスケード、強くなるとフェイス、激流になるとCD9と、流れの強さに合わせてルアーをチョイスしているそうだ。
仲谷さんが今年注目しているアユルアーとしては、パズデザインのTAGIRI(タギリ)ブランドから発売された「流斬(ルザン)」だ。荒瀬やガンガン瀬と呼ばれる激しい流れを攻略できるアユルアーだ。実釣取材の当日はそこまで強い流れの場所が無かったので出番もなかったが、瀬の攻略にはとても役立つルアーだ。また「流斬」のフックシステムにも感動したそうだ。
アユルアーはライトスタイルが基本
アユルアーでは、ライトスタイルが基本だ。友釣りのように鮎タイツを履いて川に深く立ち込むより、機動力を活かして良いポイントを積極的に探していく釣り方がオススメだ。
ライトスタイルは、濡れてもよいハーフパンツ、タイツ、ウエーディングシューズ、ゲーター等が基本だ。真夏でも鮎タイツに比べて涼しく、動きやすいのが特長だ。ただし、移動する際に転倒しないよう、十分に気を付けよう。
腰に巻くベルトはアユルアーの必需品。ロットホルダーがあれば更に便利
アユルアーで絶対に必要と言えるアイテムはタモだ。そのタモを差しておくためのベルトはアユルアーの必需品と言える。ベルトをしていれば、引き船やドリンクホルダーなど色々なものが付けられるので、アユルアーをする際にはベルトを必ず用意しよう。
他にもアユルアーで役立つアイテムを紹介!
まずは、鮎釣りや渓流釣りで使われる目印だ。鮎釣りや渓流釣りでは、目印は自分がどこを攻めているのか、糸の角度なども分かりやすくするために使われている。通常の目印は4つついており、間隔や付ける位置は自分で調整する。
アユルアーの場合、リーダーに付け、目印が水の中に入らない位置に調整する。
また、ルアー回収機もぜひあった方が良いアイテムだ。アユルアーは根掛かりも多い釣りだ。浅い場所なら簡単に外せるが、外しにくい場所で根掛かる事もある。流れの速い場所や深い場所に根掛かりしているルアーを回収するには、ルアーリトリーバーは必需品だ。仲谷さんらの実釣取材でも、ルアー回収機も使ってルアーを回収し、当日のルアーロストはゼロだった。釣り場にゴミを残さないためにも、ぜひ持っていこう。
バス、シーバス、トラウトルアー等のチューニングにお役立ちアイテム
仲谷さんがアユルアーのフックチューンによく使うのがカツイチの「REAYUチューニング3本錨トリプルトンボRS-53 」だ。固定用のシリコンチューブも付いているので、簡単にアユルアーのチューニングが出来る。
アユルアーは、まだまだこれから色々な発見がある釣りだ。道具類も進化すると思われる。釣る楽しみはもちろん、道具にこだわるのも釣りの楽しさの一つだ。今発売されているアユルアーを試した後は、いろいろなジャンルのルアーをアユルアーにチューニングして、自分だけのオリジナルアユルアーを作ってみてはどうだろうか。
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