9月24日(日)、山口県下関市の長州出島で、「長州出島こども釣り体験教室」及びアコウの放流が、釣り文化振興モデル港事業として行われた。
今回の事業は、下関市、公益財団法人日本釣振興会九州地区支部、中国地区支部、福岡県支部、山口県支部が中心となって行われ、タカミヤ、植村漁具、ヒサノ、サンライン等も協力し実施された。
「長州出島」は非常に有望な釣り場。釣果も良好で子供達も釣り満喫
最初に、下関市の前田市長や日本釣振興会の髙宮会長、そして港湾局幹部等も出席し、開会式が行われた。
前田市長からは、日本釣振興会等の協力に対して感謝の言葉があり、参加者が普段は入れないこの場所で、存分に釣りを楽しんでもらえればとの挨拶があった。
また、同会の髙宮会長からは、釣り文化振興モデル港としてこのような事業が実施できたことに対して、下関市や港湾局に対しての感謝、並びに、釣り場として非常に有望なこの出島を、多少時間がかかるかもしれないが、いずれはぜひ釣り施設として開放してほしいという、下関市に対する要望があった。
開会式が終わると、指導員とともに、子供60名、大人80名の参加者が、各自指定された釣り場に入り思い思いに釣りを楽しんだ。
釣り開始からしばらくはスズメダイやアラカブ等が釣れていたが、終了間際になってアジの群れが入り、いたるところでアジが竿を曲げ、子供たちや保護者たちの笑顔が弾けていた。
アコウを5000尾放流!子供達も魚に興味津々
また、釣り教室と同時並行で、彦島漁港等の協力を得ながら、長州出島の橋のたもとで親子約20組がアコウ5000尾の放流を行った。
日本釣振興会九州地区支部の吉田支部長より放流の説明があり、「大きくなって戻っておいで」の掛け声の下、一斉に放流が行われた。また、一部のアコウは少し沖で、漁船から放流が行われた。
今回の事業は、下関港が釣り文化振興モデル港に認定されていることもあり、長州出島の開放、そして釣り教室・放流と、下関市には積極的に協力をしてもらった。
また、下関市としても今すぐではないが、いずれは市民への開放を考えているという事で、日本釣振興会としても、釣り場として非常に有望な場所であるこの長州出島の開放を、今後も求めていくとしている。
【提供:日本釣振興会・編集:釣具新聞】