「海に還る」釣り餌容器で海洋プラスチック問題に貢献【フィッシングマックス】

ニュース
ベイトバガスパック

関西で釣り具の量販店を展開するフィッシングマックスは、「ベイトバガスパック」を株式会社折兼と共同開発した。

「ベイトバガスパック」は竹と、さとうきびの搾りかす「バガス」を使った、土壌、海洋、どちらでも完全分解する釣り餌容器。

フィッシングマックスでは、虫エサを販売する際、プラスチック製パックが使われていたが、6月1日以降はベイトバガスパックを順次導入している。

環境に優しい「ベイトバガスパック」なら万が一海に落としても安心!

ベイトバガスパックの説明

ベイトバガスパックは海にもユーザーにもやさしい、100%植物由来の釣り餌容器。

フィッシングマックスでは、全店合計で年間約25万個 のプラスチック製パックが使われていた。これらの容器を、土壌や海洋で完全分解するベイトバガスパックに変更するすることで、釣り餌容器の「海洋プラスチック問題」にも貢献することが出来る。

ベイトバガスパック
一般的なプラスチック製のパックと違い、万が一海に落としてしまっても分解される

バガスとは、砂糖の生産に必要な糖汁をサトウキビから搾った後に出る茎や葉などの搾りカス。

北九州市立大学による生分解性実験では、土壌で約70日、海洋でも約150日で完全分解することが実証されている。

北九州市立大学による生分解性実験
北九州市立大学による生分解性実験

また、フィッシングマックスでの試験結果(※水流のある畜容器にて海洋流出した仮定での検証)によると、今回開発された釣り餌容器は海中において、約90日で完全分解されることが分かっている。

さらに、大量に消費するアイテムだからこそ、製造段階からCO2排出量を81%ダウン。

プラスチックごみとCO2排出量の削減につながる、環境に優しい容器となっている。

直射日光を防いでエサの鮮度を保つ!釣り人にとっても快適な餌容器

ベイトバガスパック

ベイトバガスパックは本体と蓋が一体型で、それぞれツメがついており、嚙み合わせてしっかりと封ができるため、輪ゴムで蓋を留める手間を防ぐことが出来る。

また、コンパクトでありながらも容器に十分な厚みがあり、頑丈な作りをしているので液漏れしづらいことが特長。

さらに、従来のプラスチック製容器と比べると、直射日光を遮る事ができるため釣り中も虫エサを元気な状態で保つことが出来る。

ベイトバガスパック
蓋をしっかり閉められるので、輪ゴムも不要。直射日光を防ぎ、虫餌の鮮度も保つことが出来る

環境にもやさしく、釣り人にとっても使いやすい「ベイトバガスパック」。ぜひ、近隣のフィッシングマックスで虫餌を購入してみてはどうだろうか。

詳細は、フィッシングマックス公式ホームページまで。

関連記事

【シマノ】「セイハコウリミテッド RC83」黒鯛師の熱きこだわりを凝縮したフラッグシップ

釣り教室で釣ったニジマス、食べたら針が残っていた!?主催者に責任は?【弁護士に聞く】

大阪の田尻漁港で水中清掃を実施。ダイバーが海底の釣り具やゴミを回収!

【ハヤブサ】「濁り潮ストロング」荒天後の濁りに効く針

【イチバンエイトグループ】初心者に釣りの楽しさ伝える。釣り教室開催、ハヤブサ、マルキユースタッフも講師で参加

【マルキユー】「鯉ごころ」まとまりやすい吸い込み・ウキ釣り用エサ

【がまかつ】「EVOLIDGE(エヴォリッジ)デッドフォール3.5号」シンカー部分に低比重素材、錫(すず)を採用

閉鎖している日の出埠頭を一部開放、釣り教室を開催。多彩な魚が釣れ家族で釣り満喫。稚魚放流も実施【静岡県・清水港】