6月6日、令和3年度「大阪湾クリーン作戦」が大阪府下の3カ所で実施された。主催は大阪府釣り団体協議会と(公財)日本釣振興会大阪府支部。
「大阪湾クリーン作戦」は2016年までは大阪府釣り団体協議会の主催で行われていたが、2017年より日本釣振興会大阪府支部との共催事業となった。
今回は大阪南港のフェリー乗り場、大阪北港舞洲の常吉大橋周辺と夢舞大橋周辺の3カ所を清掃した。
コロナ禍という事で、例年のように清掃開始前に一カ所に集合しての朝礼は行わず、参加者はそれぞれの清掃場所に直行。各清掃場所で主催者の挨拶と清掃での注意点が述べられ、清掃が開始した。
主催者挨拶では(公財)日本釣振興会の活動紹介や大阪でも釣り場の問題が起こっており、釣り場清掃や釣り人へのマナー啓発が大切である事等が述べられた。注意点としてはゴミの分類、コロナ対策、熱中症対策などが呼びかけられた。
今回、参加者はマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、集合場所には手洗い用の水と石鹸の用意、アルコール除菌液等も用意され、コロナ対策も万全に行われた。また飲み物や塩分の入ったアメを用意するなど、熱中症対策も行われた。
当日は心配された雨も止み、暑さを感じる中での清掃となった。
参加人数は日釣振大阪府支部、大阪府釣り団体協議会、JOFI大阪、フィッシングエイトなど合計86名(大人77名・子供9名)。
それぞれの場所で清掃が行われたが、どの場所も多くの釣り人が釣りを楽しんでいた。
ゴミは例年に比べると少なく感じたが、それでも多くのゴミが散乱していた。
草むらやガードレール沿いなどにゴミがまとめて放置されている場所もあった。
大量のゴミを人海戦術で全て回収し、清掃が終わると見違えるようにキレイになっていた。
ゴミは空き缶、ペットボトル、食べ物等の容器や袋などが多かったが、釣り関係のゴミも見受けられた。また不法投棄と思われるゴミもあるなど、マナー啓発の必要性を感じさせる結果となった。
10時前にはそれぞれの場所での清掃作業も終了し、解散となった。集められたゴミはパッカー車で回収された。3カ所で約1000㎏のゴミが集められた。