京都・鴨川に仮設魚道を設置。【京の川の恵みを活かす会】天然魚を増やす取り組み

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京の川の恵みを活かす会
「京の川の恵みを活かす会」の会員や漁協、京都府・市職員、京都大学の学生など多彩なメンバーで設置作業が行われた

3月27日、京都を流れる鴨川や桂川等淀川流域で活動するNPO京の川の恵みを活かす会(公財)日本釣振興会の協働で、京都鴨川で仮設魚道の設置作業が行われました。

場所は三条大橋下流の落差工右岸側で、「京の川の恵みを活かす会」の会員、賀茂川漁協、「京都府・市」の職員、京都大学の学生、設計・施工業者の人他約20名が集まり10時に作業開始となりました

京の川の恵みを活かす会
クレーンでの資材下ろしと土嚢作りから始まる

まずは、魚道の設置場所へクレーンを使って魚道用の資材を下ろす作業と、設置場所への水の流れを止めるための土嚢作りからスタートしました。

設置場所の近くには砂利がないので、60mほど上流の河原で土嚢を作りましたが、そのまま運ぶのは無理なため、作った土嚢70袋をいったん川岸に上げ、そこから車で設置場所迄運びました。

京の川の恵みを活かす会
放流だけに頼らず、自然の力で魚を増やす取り組みが注目されている

続いて仮設魚道の組立てですが、この魚道は「木組み階段式箱型魚道」と呼ばれるもので、杉角材を使用して長方形の木箱(幅5.28m、奥行き2.16m、高さ0.84m)を組立て、内部に階段式に斜路を設けた構造になっており、これを落差工に横向きに置き固定します。

組み立て工程の4分の1程で12時を回ったため13時まで食事休憩となりました。

設計図に沿って作成した材料も、実際の現場での作業となると、手直しが必要な場面があり、思ったより時間はかかりました。

協力してようやく魚道が完成。天然遡上を手助け

京の川の恵みを活かす会
「木組み階段式箱型魚道」と呼ばれる魚道を設置

最後は、箱の中の階段ごとにアユが登りやすいよう石を敷き詰め、16時を回った頃、完成となりました。
 
今後、「京の川の恵みを活かす会」では5月に「丸田町落差工」と「荒神口落差工」に魚道を設置するとの事です。いずれの魚道も、あくまでも仮設魚道のため11月には撤去されます。

今回の仮設魚道の設置には、「つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業」の資金が使用されました。

【提供:日本釣振興会・編集:釣具新聞】

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