泉佐野食品コンビナート周辺、かもめ大橋周辺(南港)、常吉大橋周辺(北港)、夢舞大橋周辺(北港)の4カ所で清掃活動
2020年10月18日、(公財)日本釣振興会大阪府支部では「水辺感謝の日」の清掃を大阪府内4カ所で行った。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「水辺感謝の日」の清掃で全国統一の指定日は設けられていないが、釣り場や水辺の状況等に応じて各都府県支部が「水辺感謝の日」清掃を実施している。
大阪府支部では10月18日に泉佐野食品コンビナート周辺、かもめ大橋周辺(南港)、常吉大橋周辺(北港)、夢舞大橋周辺(北港)の4カ所に分かれて清掃を行った。いずれの場所も人気の釣り場だが、ゴミ問題等がある場所だ。
協力は大阪釣具協同組合と大阪府釣り団体協議会。(公財)日本釣振興会大阪府支部役員や大阪釣具協同組合の関係者は泉佐野、かもめ大橋、常吉大橋を担当。大阪府釣り団体協議会は夢舞大橋周辺を清掃した。
参加人数は4カ所合計で237名。子供の参加や近隣の釣具店も応援に駆け付けた。
泉佐野では午前8時半に集合。冒頭に(公財)日本釣振興会大阪府支部の橋本俊哉支部長より関係団体へのお礼や下記要旨の挨拶が述べられた。
「水辺感謝の日の清掃にご参加頂き有難うございます。今年は全国統一指定日が設けられていませんが、大阪府では釣り人のゴミの問題も多いことから、今年も清掃にお集まりいただきました。
コロナ対策として、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保など、ご不便をお掛けしますが、よろしくお願い致します。これ以上釣り場を減らさないよう、今後ともご協力をお願い致します」。
次に(公財)日本釣振興会大阪府支部の松浦章監査役より清掃の手順や注意点についての説明が行われた。
ゴミを拾うのだが、粗大ゴミや廃油、バッテリーなどは集めないこと。またコロナ対策をしながら、ケガのないよう安全に気を付けて清掃をして欲しいという主旨の説明が行われた。
泉佐野では清掃範囲が広いため、3つの班に分かれて清掃が行われた。
清掃場所は人気の釣り場だが、今年は特に釣り人の姿が多かった。ファミリー層や初心者層が全国的に増えていると言われるが、それが実感できる釣り人の多さだった。
ゴミは人目に付く場所には少なかったが、駐車場の角など目につきにくい場所に多くのゴミがあった。また護岸されている岩の隙間などにも、多くのゴミが挟まっていた。こういったゴミを取り除いていった。
かもめ大橋周辺、常吉大橋周辺、夢舞大橋周辺も概ね同じ要領で清掃が行われた。先月清掃した場所や定期的に清掃が行われていることもあり、以前よりゴミが減っているとはいえ、いまだに多くのゴミが散乱している場所もあり、参加者は一生懸命ゴミを取り除いていった。終了後はどの水辺も、清掃前とは大きく異なりキレイな釣り場となっていた。
大阪府では、この「水辺感謝の日」を含めた清掃活動で、釣り場として保たれている場所もある。しかし、根本的に解決していくためには釣り人が出すゴミ自体を無くしていく取り組みや、釣り人のゴミの放置を無くしていくため一層の啓発活動も必要だ。