東京湾にカサゴ稚魚2万5000尾放流、地元中学生も参加。(公財)日本釣振興会東京都支部・東京湾遊漁船業協同組合共催

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東京ゲートブリッジのある若洲沖で今年もカサゴの稚魚放流が行われた
東京ゲートブリッジのある若洲沖で今年もカサゴの稚魚放流が行われた
今年も放流活動には地元の中学生が参加した
今年も放流活動には地元の中学生が参加した

羽田沖、若洲等でカサゴ稚魚放流実施

 2020年9月8日(火)、(公財)日本釣振興会東京都支部(常見英彦支部長)と東京湾遊漁船業協同組合(飯島正宏理事長)の共催によりカサゴの稚魚約2万5000尾が東京湾羽田沖浅場海域などに放流された。

 この放流は、(公財)日本釣振興会と東京湾遊漁船業協同組合が共催で行う放流事業として毎年実施しているものだ。

 当日は、カサゴの稚魚を輸送してきたトラックが午前8時前に大森の「まる八」桟橋に到着。

カサゴの稚魚にタグを打つ様子
カサゴの稚魚にタグを打つ様子
2500尾のカサゴの稚魚にタグが打たれた
2500尾のカサゴの稚魚にタグが打たれた


 早速、放流するカサゴの稚魚2万5000尾のうち、2500尾にタグ打ちを行った。タグ打ちは、その後の追跡調査などで生育状況等を確認するために行われるもので、今年は「青色」で年号が記入されている。

 午前9時、総合学習、社会体験の一環として、毎年放流に協力をしている大田区立大森第一中学校の1年生65名が桟橋に到着。東京湾遊漁船業協同組合の組合員から、今回の放流についての説明があり、また日本釣振興会東京都支部の常見支部長からは、放流の意義や「釣りを通して自然に親しみ自然を理解して欲しい」といった説明があった。

日釣振の活動などについて説明する常見支部長
日本釣振興会の活動などについて説明する常見支部長
水槽内のカサゴの稚魚を観察する生徒
水槽内のカサゴの稚魚を観察する生徒


 説明が終わると、生徒たちは、カサゴのタグ打ち作業の見学や体験、水槽内のカサゴの稚魚の観察などを行った。

放流場所へ移動する船
放流場所へ移動する船


 その後生徒全員で、バケツリレーにより、放流するカサゴの稚魚をトラックから桟橋に集結した釣り船に運び込み、ライフジャケットを着用して、65名全員が釣り船4艘に分乗して出船。羽田沖へ向かった。

 この日は台風10号の余波で天候が心配されたが、いくらか風があったものの晴天でウネリモなく、午前10時前には羽田沖に到着。合図を受けて一斉にカサゴの稚魚を放流した。

今年放流されたカサゴの稚魚は平均8㎝だった
放流活動に参加した(公財)日本釣振興会のメンバー
多くの人が協力して放流活動を行った


 また、別の1艘は日本釣振興会東京都支部のメンバーを乗せ、東京ゲートブリッジのある若洲沖に向かい、カサゴの稚魚(1万尾)を放流、放流事業は無事終了した。

 東京湾遊漁船業協同組合の飯島理事長は「今年はコロナ禍もあって、どういう形で実施できるか不安もありましたが、学校側の協力もあり例年通り無事に終了して安心しました。海のある地元大田区の子供達には、こうした機会に身近にある東京湾についての理解も深めてもらい、豊かな東京湾を守り、育てていくという意識をもってもらえればうれしい」と語った。

 【報告:東京湾遊漁船業協同組合・編集:釣具新聞】

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