釣りキャラバン実施。小学校で釣りの「出前事業」、楽しく学べる水辺の安全学習も

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水辺にはいろいろな危険もある事、また万一の場合の対処法などを夏休み前に子供達に楽しく学んでもらった

 2019年7月、関東の小学校で(公財)日本釣振興会主催の「小学校釣りキャラバン」が開催された。この「小学校釣りキャラバン」は、子供達が水辺で遊ぶ機会が減っていると言われる今の時代に、「多くの子供達に釣りの楽しさを知ってもらいたい」という思いで日本釣振興会が企画し、2018年から実施されている。

小学校で釣りの「出前事業」を実施!子供達にも好評

 「釣りキャラバン」の内容は名前の通り、日釣振と専門のスタッフが様々な地域の小学校に出向き、「水辺の安全学習」と「釣り教室」の、いわば「出前授業」を体育館等で行う。
 「水辺の安全学習」では、水辺で遊ぶ際の注意点や水難救助の方法等が分かりやすく説明される。「釣り教室」では、糸の結び方体験やキャスト体験が行われる。すでに実施された小学校では、「子供達の学習としても良い機会になっている」と好評だ。

 取材に訪れた小学校では、朝礼と1限目の時間を使い、4年生から6年生までの約250名に体育館に集まってもらい、「水辺の安全学習」が行われた。
 「水辺の安全学習」では、「モモおねえさん」と「ヒロシくん」が壇上で、子供達も分かりやすく楽しめるように寸劇の形式で、水辺で安全に遊ぶための知識や、事故が起きた時に具体的にどうすれば良いかを子供達に伝えていった。

水辺の安全学習の様子。学校側からも「子供達が安全について意識を高めるよい機会になる」と評価されている

 例えば、小中学生の水辺の事故発生場所は、海ではなく川での事故が6割以上と最も多い。川は身近にあるが、流れが急になる事や、急激に深い場所があるなど注意が必要だ。そもそも、水辺で遊ぶ時には常に注意が必要であり、事故が起きないように最初から水辺でも「キケン、危ない!」といった看板がある場所では遊ばない事が重要だ。

 万一、子供が池に落ちるなどした際の救助方法だが、自分が飛び込まずに、まずは周りに鞄、ボール、ペットボトルなど浮きそうなものを落水した子供の近くに投げる事。泳ぎが得意でも服を着たまま飛び込まない。大人の助けを呼ぶ事。そもそも、水辺で遊ぶ時は子供だけで行かない。さらにライフジャケットを着用していれば安心といった、大人も子供も水辺で安全に遊ぶ際に役立つ講義が行われた。こういった安全学習の内容は冊子にもなっており、家庭でも勉強して役立て欲しいと配布されていた。

釣りでよく使われる簡単な結び方を実演、子供達にも実際に結び方体験をしてもらった

 また、6年生の約70名は体育館に残り「水辺の安全学習」の後に、ライフジャケットの着用体験、糸の結び方体験、キャスト体験も行った。

 ここでは、固型式救命胴衣の着用体験が行われた。一般の人にはなかなか知られていないが、固型式ライフジャケットを着用する際は、股ヒモを通す事で、落水時の救命胴衣のズレや、脱げてしまう事を防ぐ事ができる。また、きちんとバックルを留める、ファスナーを締める等でライフジャケットが脱げないようにすることなどが伝えられた。小学生も実際にライフジャケットを着ながら学んだので覚えやすかったはずだ。

 また、糸の結び方講習では、釣りで良く使われる基本的な結び方を、ロープと輪を使いながら子供達に教えた。途中、早く結ぶミニ大会等も行われ、子供達も大いに盛り上がっていた。簡単な結び方なので、子供達もすぐに出来るようになっていた。

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