浪花の秋の風物詩!淀川のファミリーハゼ釣り大会2025大盛況!【大阪釣具協同組合】

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淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の様子
多くの参加者が秋の1日をハゼ釣りで楽しんだ

9月28日、大阪の淀川右岸河川公園塚本地区を本部として、大阪釣具協同組合主催の「ファミリーハゼ釣り大会2025」が開催された。参加者は452名と昨年を上回り、多くの人が秋晴れの下でハゼ釣りを楽しんだ。

淀川河口のハゼ釣りは、浪花の秋の風物詩として知られている。ハゼ釣りは岸から手軽な仕掛けで楽しむ事が出来、アタリも明確で、初心者からベテランまで楽しめる釣りとして昔から人気がある。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の参加者
ハゼ釣りは子供から大人まで楽しめる

大阪釣具協同組合が主催する「ファミリーハゼ釣り大会は1985年に第1回目がはじまり、今年で40回目を迎える。毎回、多くの家族連れが参加し、盛り上がる大会だ。今年も452名の参加者となり、大いに盛り上がる大会となった。

当日は雨の心配もあったが秋晴れとなった。日中は湿度も高く、夏を思わせる1日となった。大会本部は塚本河川敷グラウンドに設置され、受付は午前6時半より開始。早朝から多くの参加者で受付の列が出来た。受付は午前8時まで行われたが、人が完全に途切れる事なく、400名分用意した参加者賞も無くなるなど、大人気の釣り大会となった。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の様子
受付けの様子。早朝から多くの参加者が淀川に集まった

参加費は1名につき200円で、この参加費は放流資金に充てられる。参加者は小さな子供からシニア、友達同士、大学生のサークルなど老若男女問わず、幅広い年齢層となっていた。

受付けを済ませると、参加者は思い思いのポイントに移動した。大会のエリアは淀川右岸の姫島地区から十三地区。エリアは広範囲だがJR神戸線の下など人気のポイントは多くの参加者が集まっていた。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の様子
昼は暑いぐらいだったが、好天に恵まれた

競技方法は釣ったハゼ2尾の合計長寸で競われる。対象はマハゼのみで、ウロハゼやドンコは対象外。釣り方は自由だ。ほとんどの人がエサ釣りで、ウキ釣り、ミャク釣り、リール竿を使ったチョイ投げでハゼを狙っていた。

当日は小潮で釣果は渋めという声もあったが、良く釣る人は1人で20尾以上釣っていた。家族でも10尾以上は釣れており、良いお土産になっていたようだ。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の参加者
ダブルでハゼがヒット!

全体的には下流側が釣果は良かった。ハゼ釣りは小さな子供でも楽しめるため、小さな子供も竿を持ってハゼを釣っていた。親子や三世代でハゼ釣りを楽しむ姿が各所で見られた。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の参加者
子供達もハゼ釣りを満喫
淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の参加者
釣ったハゼとピース!

また、当日は日本釣振興会が行う「水辺感謝の日」清掃も行われた。受付時に参加者にゴミ袋が配布され、ゴミを拾ってきた参加者にはステッカーなどが渡された。河川敷には様々なゴミがあり、参加者によって多くのゴミが集められた。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の様子
参加者が多くのゴミを集めた。ゴミを回収してきた参加者にはステッカー等がプレゼントされた

午前11時からは大会本部で検寸が行われた。サイズは全体的には12㎝前後が中心で僅差の戦いとなった。参加人数が多いだけに、検寸場は大忙しとなった。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の検寸風景
検寸場は大忙し!

検寸が終わると集計が行われ、すぐに表彰式と抽選会が行われた。表彰式では最初に主催者を代表して、大阪釣具協同組合の橋本俊哉理事長より下記要旨の挨拶が述べられた。

大阪釣具協同組合の理事長
挨拶する大阪釣具協同組合の橋本理事長

「本日はご参加頂き有難うございます。大阪釣具協同組合では日本釣振興会と協力して、釣り界を良くする活動を続けています。楽しい釣りをいつまでも楽しんで頂けるような環境作りにも努力しております。本日のように、都会でも釣りが出来る恵まれた環境をいつまでも残したいという思いで、この大会も続けています。楽しい釣りですが、これからも長く続けて頂けるよう、釣りにはマナーやルールもある事をもう一度考えて頂き、ゴミの持ち帰りなどを行い、人の迷惑になる事はしないようお願いします。ご協力をお願い致します」。

その後、優勝から10位までが発表された。優勝者は田中たいと君で18.6㎝と17.9㎝の合計36.5㎝のハゼを揃えて、見事初優勝となった。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の優勝者
上位3名。今年もハイレベルな大会となった

田中君に聞くと「普段は淀川でバス釣りや、ハゼ釣りもします。今日は2号線の周辺で、足下の岩の隙間を狙いました。タックルはベイトの短いロッドを使って、足下の岩の間に竿を入れて狙いました。エサはアオイソメです。30尾ぐらい釣ったと思います」と話していた。

2位は鈴木沙耶さん(2尾合計36.4㎝)、3位は大下最弘氏(2尾合計35.2㎝)と僅差の戦いとなっていた。

淀川で行われたファミリーハゼ釣り大会の様子
抽選会の様子。来年もファミリーハゼ釣り大会は開催予定だ

11位からは抽選となり、豪華な賞品が多くの参加者に当たり、最後まで大いに盛り上がり、今年のファミリーハゼ釣り大会は盛況の内に終了した。

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