ピストン釣りとニジマスの掴み取りも!多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅は大盛況

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多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅の様子
子ども43人、保護者34人の合計77人が参加。身近な川で豊かな自然を体感できるイベントとなった

釣りを通じて流域の豊かな自然に目を向けてもらい、釣りマナーも学ぶ「多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅」が8月5日、東京都青梅市の多摩川で開かれた。

猛暑にも関わらず、夏休みの1日を楽しく過ごそうと、小中学生とその保護者がピストン釣りなどをして、さまざまな生物を育む多摩川の素晴らしさを体感した。

多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅の受付
長い列ができた受付の様子

奥多摩漁業協同組合(大久保芳木組合長)が主催し、(公財)日本釣振興会本部=以下、日釣振(にっちょうしん)=、NPO法人奥多摩川友愛会、青梅市、羽村市の後援。過去、日釣振が中心になって開催していたが、数年前から実施主体は奥多摩漁協に移行している。

会場は、青梅市大柳町にある「釜の淵公園」の河川敷。午前9時の開会式を前に奥多摩漁協、日釣振スタッフらは熱中症予防のための水分補給や休憩タイムを定期的に設けることや、ピストン釣りに使う仕掛け、竿の操作方法などの事柄について確認するミーティングを河原で実施。

多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅の参加者
「やったあ!」。嬉しい1尾

ピストン釣りは、短い延べ竿に竿と同寸または短い仕掛け(道糸と針のみ)を装着し、下流に向かって浅瀬に立ち込み、竿先を水中に沈めて前後にリズミカルに操作して、オイカワやウグイなどの小魚を誘うシンプルな釣り方。エサには、水中に生息するカゲロウやトビケラなどの川虫を用いるので、購入する必要はない。

特別な仕掛けが不要で、エサも川で採取した川虫の幼虫。魚が掛かると、手に「グン、グン」といった魚信がダイレクトに伝わるため、魚釣り未経験者にも容易にできる釣法として、淡水の釣り教室などで採用されている。

多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅で釣った子供
思わずVサイン。日釣振スタッフも感激

8時半から受け付けとなり、ピストン釣り用の竿と仕掛け、ライフジャケットなどを受け取ると、子どもたちの気分は高揚。「早く釣りたいな」「楽しみ!」といった声が聞かれた。

奥多摩漁業協同組合
奥多摩漁業協同組合の大久保組合長

開会式では、大久保組合長が「今日はピストン釣りをしますが、私も小学生の頃は毎日のようにピストン釣りで遊んでいました」とピストン釣りの楽しさを伝え、「水遊びをしながら簡単に魚が釣れる釣り方なので、ぜひ覚えてこれをきっかけにいろいろな魚釣りにチャレンジしてください」と呼び掛けた。

多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅の様子
インストラクターの指導のもと、ピストン釣りに挑戦

この後、こまめな水分補給をし、釣り教室開始30分後に休憩する。休憩時は必ず水分をとること。また、ピストン釣りではウグイ、オイカワ、カワムツが対象魚。そのため、ヤマメ、アユ、イワナ、ニジマスが釣れてしまった場合は放流することなどが注意事項として説明された。

河原での集合写真撮影後、子どもたちはインストラクターの指導を受けながら、流れに立ち込んで釣り開始。竿を前後に動かすタイミングに最初戸惑う場面も見られたが、それもしばらくすると慣れ、カワムツやオイカワがあちらこちらで釣れ始め、その都度、子どもたちは保護者と一緒に大喜び。

全体的に8cmから10cmほどのカワムツが目立った中、佐藤新(あらた)君(小学2年)は婚姻色の出た12~13cmのオイカワのオスを釣り上げ、インストラクター役のスタッフを驚かせた。佐藤君は「オイカワを初めて釣りました。手にブルブルきました。魚釣りをこれからもやりたいです」と笑顔で話した。

多摩川フィッシングフェスティバル2025in青梅で行われたニジマス掴み取り
河原に歓声が上がったニジマスのつかみ取り

10時半からは、網で仕切った浅瀬でのニジマスのつかみ取りとなり、小学1年生から中学生の学年別で、逃げ惑うマスを歓声を上げながら追った。

この日の参加者は子ども43人、保護者34人の合計77人(漁協、日釣振別)。奥多摩漁協は7月1日から15日までの間、サイトを通して募集を告知していた。【小島満也】

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