【フィッシング遊】子供達が親と協力してルアーペイントに挑戦、釣りの楽しさ、自然の大切さ、親子の絆の大切さ伝える。ヒロ内藤氏も全面協力

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フィッシング遊のルアーアートフィッシングのイベントの様子
見晴茶屋でルアーペイントに挑戦。親子で相談しながら色を塗り、世界で一つのオリジナルルアーが完成した

10月12-13日、愛知県犬山市の「見晴茶屋」で「目指せ爆釣!ルアーアート・フィッシング」が開催された。主催は中部地方を中心に大型釣具量販店「フィッシング遊」を展開するアサヒレジャー株式会社。

会場となった見晴茶屋は入鹿池(いるかいけ)の湖畔にあり、ブラックバスやワカサギ釣りのレンタルボートやレストランを運営している、入鹿池の釣りの拠点だ。入鹿池は近年、大型のブラックバスが良く釣れるフィールドとして有名で、冬場はワカサギ釣りで賑わう人気の釣り場だ。

このイベントは、東海地区に在住の小学生から中学生までおよそ100名に来てもらい、親子で会話もしながら子供達の自由な発想でルアーペイントをしてもらう企画だ。

ヒロ内藤さん
バス釣り界に大きな影響を与えてきたヒロ内藤氏

アメリカ在住のヒロ内藤氏も全面協力しており、2日間にわたり子供達にルアーフィッシングのデモンストレーションやルアーカラーについての考え方の他、自然の大切さや親子の絆等についていての話も行われた。また、プラドコ社も協力し、子供達がペイントするルアーには、塗装がされていない無垢の「ポップR」が多数用意された。

フィッシング遊のルアーアートフィッシングに参加した子供
親子で一緒に楽しめるイベント。目玉のシールなども用意されて、世界に一つのルアーが出来る
フィッシング遊のルアーアートフィッシングに参加した子供
かわいいルアーが完成!
フィッシング遊のルアーアートフィッシングに参加した子供
多くのカラーとシールを使って完成。子供の自由な発想は楽しい

さらに、会場にはフィッシングアーティストの八百板浩司氏も来場して、子供達に直接ペイントの指導を行った。八百板氏はブラックバスをモチーフとした作品を多く手掛け、雑誌の表紙等にもよく使用されている有名なイラストレーターだ。

イラストレーターの八百板浩司さん
八百板浩司氏。最新作もお披露目した。雑誌の表紙等でもおなじみの有名なアーティストだ

ルアーペイントは2日間で4回に分けて行われた。各回、子供がおよそ25人とその親も参加し、毎回大盛り上がりのイベントとなった。

入鹿池でヒロ内藤氏がルアーアクションの実演も披露

フィッシング遊のルアーアートフィッシングのイベントの様子
ルアーフィッシングの楽しさ等について説明するヒロ内藤氏

取材を行ったのは連休初日の10月12日。イベントは2日間とも秋晴れの中行われた。

毎回、受付が終わると最初に入鹿池で、ヒロ内藤氏によるルアーのキャストやアクションのデモンストレーションが行われた。実際にヒロ内藤氏がポップRをキャストし、ルアーを動かす様子を参加者は熱心に見学した。

デモンストレーションをするヒロ内藤さん
ヒロ内藤氏が実際にポップRをキャストしアクションを実演。往年のバスファンにとっては感激の光景だ

ヒロ内藤氏がポップRで様々なアクションを披露ささせた。その際に「このルアーは大きくアクションさせると、ボディが回転してルアーの側面や背中の色がバスに見える状態になります。今までバスが見上げていたルアーの腹部の色から、一転して違う色になる事で、バスが好奇心をもってルアーにアタックしてくる事があります。こういった事も頭に入れて、ペイントを行うのも良いと思います」といったアドバイスも行われた。

その後、見晴茶屋の室内に移動し、ルアーペイントが行われた。

「自由な発想で楽しんで!」八百板浩司氏もペイントの技を伝授

フィッシング遊のルアーアートフィッシングで子供に教えるヒロ内藤さん
ヒロ内藤氏に手伝ってもらいながらルアーをペイントする

ここではヒロ内藤氏からポップRの説明や「釣れるルアーは、本物そっくりである必要はありません。カラーについても、それぞれのフィールドで、先ほどのように見やすいカラーと見にくいカラーで作るのも1つの方法です。例えば、木々が生い茂っている場所なら、背中が緑でお腹が白のルアーなら、ルアーをアクションさせると、それまでバスはお腹の白を見ていたのが、緑になると急に消えたと感じるはずです。ともかく、皆さんの自由な発想で楽しいカラーを塗って下さい。1つだけ確実に言えるのは、どんなカラーでも皆さんが自信をもって使えば、魚は必ず釣れます。頑張って下さい」。

イラストレーターの八百板浩司さん
八百板氏からはイラストレーターならではの具体的なアドバイスが行われた

また、イラストレーターの八百板氏からも「色を塗る時は、最初に明るい色を塗ってから、濃い色を合わせて下さい。最初に濃い色を塗ると色が上手く出ません。またボディがクリアですが、よりハッキリした色を出したい時は白のマーカーがありますので、それを縫ってから色を塗れば、色がハッキリ出せます」といった、具体的なアドバイスも行われた。

その後、子供達は油性ペンやシールも使い、思い思いのカラーを塗っていった。

フィッシング遊のルアーアートフィッシングに参加した子供
ポップなカラーでかわいいカラーリング

ヒロ内藤氏や八百板氏はそれぞれのテーブルを回りながら、子供達にペイントのアドバイスや、出来たルアーの感想等を述べていった。

子供達も親と相談しながら、ルアーとは思えないような可愛いペイントやデコレーション、斬新な発想のカラーリングを施すなど、親子でルアーペイントを楽しんでいた。親子で釣り具を通してコミュニケーションを図る良い機会となっていた。

フィッシング遊のルアーアートフィッシングに参加した親子
良く釣れそうなカラーが完成。親子でルアーペイントを楽しんでいた

ヒロ内藤氏は参加した子供達に「私もいろいろな分野の一流の方を見てきましたが、皆に共通しているのは感謝の気持ちを持っている事です。特に自分の事を一番応援してくれる親に対して、感謝をする気持ちはぜひ皆さんも持って下さい。また、自分からこれをやりたいと思った事は、とことんやって下さい」といった、親子関係の大切さや生き方についての話も行われた。

フィッシング遊のルアーアートフィッシングに参加した子供
海の魚も良く釣れそうなカラー。星印がアクセントになっている

今回、ペイントされたルアーは、一旦フィッシング遊が預かり、コーティングが施される。その後、フィッシング遊名古屋北店にしばらく展示された後、参加者の下に返却される。また、ペイントされたルアーの一部はヒロ内藤氏に郵送され、アメリカで実際の釣りに使用される。その模様は、ヒロ内藤氏のユーチューブチャンネルでもアップされる予定だ。

フィッシング遊のルアーアートフィッシングの集合写真
2日間に分けて各日2回、約100人の子供達が参加した

このイベントはフィッシング遊が愛知県に出店して25周年となり、その感謝の気持ちを伝えるべく、フィッシング遊の愛知県店舗で開催されている「遊LOVE愛知キャンペーン」の一環として開催された。

ルアーペイントを通じて、親子の会話も弾み、子供達に違った角度からルアーフィッシングに興味を持ってもらえる優れたイベントとなっていた。子供達が塗ったオリジナルのルアーを持って、親子で釣行するはいつも以上に楽しいものになるはずだ。

関連ページ → HIROismヒロイズム – YouTube

関連ページ → 八百板浩司氏のフェイスブック

関連記事 → 保護者にも大好評!フィッシング遊で室内釣り教室を開催。親子で釣りの基本から学び、釣りを始めるキッカケに | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト (tsurigu-np.jp)

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