【第4回】遊漁券もネット販売の時代!? 内水面の釣り場はどう変わるのか

スペシャル ニュース
段戸川倶楽部のメンバー
自分たちの釣り場をより良くしていくために集まった段戸川倶楽部のメンバー

「釣りを楽しむ釣り人が川を守る」という発想から誕生した段戸川倶楽部

 名倉川漁協(愛知県豊田市)では段戸川に魚を増やし、魅力的な川にするために、この河川で釣りを楽しむ釣り人に声をかけて「段戸川倶楽部」を発足させた。現在メンバーは36名。

 キャッチ&リリース区間を設置したときに課題となった密漁者対策として、メンバーは監視員の腕章を付けてプライベートの釣りを楽しんでいる。エサ釣りをしている人やビクを持参している人がいたら漁協に通報するのがその役割だ。

段戸川倶楽部のメンバーが付ける腕章
段戸川倶楽部のメンバーはこの監視員の腕章を付けて釣りを楽しんでいる。釣り人相互の監視体制は他の釣り場からも注目されている

 釣り人の監視員は遊漁券の販売を行わないし、注意する必要もない。しかし、川を守ることに理解があるメンバーなので、「遊漁券持っていますか?」、「ここはエサ釣り禁止ですよ」と自発的に声をかけるメンバーも多いという。

 また、効率のよい増殖事業として「つりチケ」がアマゴの発眼卵放流を提案して2018年から実施。その際にも釣り人から協力者を募集し、2019年度には遠くは長野県から17名が参加。漁協やつりチケスタッフが考えていた以上に釣り人は増殖活動に興味を持っていたという。

アマゴの発眼卵放流の様子
つりチケスタッフの田中五月さんの提案でスタートしたキャッチ&リリース区間の設置とアマゴの発眼卵放流。どちらも好スタートをきった。段戸川から足が遠ざかっていたが、漁協の新たな取り組みに共感して数十年ぶりに戻ってきてくれた釣り人もいたそうだ

釣り人の協力で集客力アップ!

 今ではメンバーからの発案で草刈りやゴミ拾い等の美化活動も実施されるようになった。

 高齢化と人手不足に悩んできた漁協運営にとって、各種業務が釣り人の協力でスムースに行えるようになったことは「つりチケ」スタッフの大きな功績といえるだろう。

つりチケのスタッフ
名倉川漁協の安藤恭三組合長(左)とつりチケスタッフの田中五月さん。田中さんは名倉川漁協の准組合員になり、組合長とひざを突き合わせてこの釣り場の将来を語り合える間柄。漁協と段戸川の将来を見すえ、安藤組合長はつりチケからの提案を後押ししてくれている。経営状況が悪くとも旧態依然として運営方法を改めない漁協が多い中で、他の企業や釣り人の力を借りて集客力を高める名倉川漁協運営は多くの漁協の手本となるだろう

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