ハヤブサの「HAP」(エイチ・エー・ピー・Hayabusa Anglers Platform)は、神戸市主催の「こどもわーく」の一環として、8月2日(金)、8日(木)の2日間、「サビキ仕掛シェアNo.1の『ハヤブサ』でオリジナル商品を開発しよう!」というテーマでプログラムを行った。
「こどもわーく」は、海洋人材育成の取り組みの一環として2022年から開催されている海のお仕事体験。海のお仕事体験を通じて、海への興味・関心を醸成することにより、子供達の健全な成長と、地域や海洋産業の発展を目指すプロジェクトだ。
当日、参加した子供達はハヤブサの仕事内容を学び、サビキ仕掛の開発にもチャレンジ。最後には実釣テストも行い、子供達にとっても貴重な経験が出来る1日となった。
お仕事開始!仕事の心得を確認して、ハヤブサの仕事を学ぶ
「こどもわーく」当日、お仕事開始の前に、まずは子供達と仕事の心得や1日の注意事項などを確認。仕事をする上で大事な「大きな声であいさつをすること」、「話をしっかり聞くこと」を確認して、プログラムの開始となった。
まずは、ハヤブサの仕事を紹介。商品の企画から出来上がった商品がお客さんに届くまで、たくさんの人が色々な方法で関わっている事を伝えた。
子供達はスタッフの話に耳を傾け、仕掛の製造は全部手作りであるという説明には驚いている様子だった。
オリジナルサビキ仕掛をつくろう!
その後、いよいよサビキ仕掛の開発に入った。今回は擬餌の付いた鈎を組み合わせて3本鈎のサビキ仕掛作りに挑戦。擬餌の付いた鈎は自分で選べるが、子供達はいろんな材料を見て興味深々な様子だった。そして、実際に仕掛を製造する前に規格書を作成。商品の名前、使う擬餌、仕掛図などを書き込んでいった。
規格書の作成が終わると、先にロープを使って糸の結び方の練習を行った。仕掛の幹糸部分に鈎のついた枝糸を結ぶ、なかなか難しい作業だ。
練習が終わると、子供達は規格書を見ながら仕掛作りを開始。本番の糸はロープより細くて見にくく、なかなかうまく結べなくて苦戦する場面もあったが、子供達は一生懸命に取り組んでいた。
最後には全員がオリジナルサビキ仕掛を完成させ、自分で台紙に巻き付けてパッキングまで行った。
実釣テストへ。自分で作ったサビキで魚は釣れるかな?
仕掛の開発が終わると、自分で作った仕掛を持っていざ海へ出発。釣り場へ到着すると、実釣を始める前にライフジャケットの装着方法や釣り具の使い方を学んだ。
子供達には、竿に糸を通して仕掛をセット、エサを入れるなど、釣り具の準備も全て自分でしてもらった。分からないところはスタッフに教えてもらいながらも自分でセッティングを行い、実釣を開始した。
この日はサバが好調で、カサゴやベラも釣れた。どの鈎にどんな魚が掛かっていたのか、どういう状況で釣れたのか等、いろんなことを考えながら魚を釣ってもらった。
釣りが終わったら後片付けをし、釣り場を綺麗に掃除して実釣テストは終了した。
テスト終了後はレポートの作成。初任給で楽しいお買い物も!
実釣テストが終わると、最後にレポートの作成を行った。どんな魚がどんな状況で釣れたか等、実釣の成果や1日の仕事を通して気づいた事等を文章やイラストでまとめてもらった。
そして、子供達には1日のお仕事の対価として、プロジェクト内でちょっとしたお買い物ができる専用チケット「いこーよマネー」が手渡された。それぞれ好きなものを選んで初任給でのお買い物を体験してもらい、お仕事体験は終了した。
1日のプログラムを通して、子供達に海や釣りにさらに親しんでもらい、関心を深めるお仕事体験となっていた。ハヤブサのHAPでは、今後も釣り人口拡大を目指して様々な活動を行っていく。
HAP公式ホームページ
http://www.hayabusa-hap.com/