7月に続いた雨の影響で濁りのある中、水中清掃活動が行われた
(公財)日本釣振興会和歌山県支部では、2020年7月18日(土)に和歌山県田辺市・内之浦湾、7月19日(日)に和歌山県東牟婁郡串本町・動鳴気(どめき)漁港で、清掃活動を実施した。
清掃活動には田辺市水産課、和歌山東漁業協同組合、クラブドゥダイビングセンター、NPO海未来、ダイブクーザといった他団体も参加し、協力した。
参加者は、田辺市・内之浦湾では、25名(ダイバー14名、陸上スタッフ10名、監視船1名)が参加。串本町・動鳴気(どめき)漁港では、41名(ダイバー25名、陸上スタッフ14名、監視船2名)が参加した。
今年も海の環境保全活動に取り組むダイビング愛好団体の協力を得て、延べ39名のダイバーたちが海底に散在する大量のゴミを引き上げた。
この2日間は天候に恵まれたが、7月上旬から降り続いた雨で、どちらの漁港も濁り水の中での作業となった。今回のゴミの回収総重量は850㎏だが、透明度の高いコンディションであればこの数字を大きく上回っていたことは確かだ。
車が横付けできる岸壁には相変わらず不法投棄と思われるタイヤやバッテリー、家具などが目立っていた。
釣り人が出したゴミではないが、海をフィールドとする釣り人として、これらの粗大ゴミの回収は社会貢献として取り組むべきだろう。