11月5日、兵庫県釣針協同組合(森幹雄理事長)では、地元の兵庫県加東市で行われた「加東市秋のフェスティバル」に「釣り名人集まれ!」というコーナーを出展。
子供や釣り初心者など多くの来場者にニジマス・アマゴ釣りや魚のつかみ取りを体験してもらった。
2019年の開催以来、「加東市秋のフェスティバル」はコロナ禍等のためイベント自体が中止となっており、同組合が運営する釣り体験コーナーも実施する事が出来なかった。
今年は4年振りに秋のフェスティバルが開催され、釣り名人集まれのコーナーも復活した形となった。
ただ、今回の秋のフェスティバルは開催場所も播磨中央公園・加東市アート館周辺、にぎわい交流施設ハルクに変更されており、釣り名人集まれのコーナーも例年は2日間開催するが、今年は1日のみの開催となった。
プールにニジマスとアマゴを放流。小さな子供でも気軽に釣り体験
当日の天気は快晴。早朝は涼しいが、日中は夏を思わせる陽気の中、イベントは開催された。
釣り名人集まれは、特設プールを設置してニジマスとアマゴを放し、参加者に実際に魚を釣ってもらうイベントだ。小さな子供から釣りを全くした事がない人等、誰でも気軽に釣りが楽しめる。
魚は制限時間の10分以内に釣った5尾までを持ち帰る事が出来る。釣った魚は、氷の入った袋に入れて持ち帰り、帰宅後、自分達で釣ったニジマスやアマゴを塩焼き等で食べる事が出来る。釣り振興の意味でも非常に良い取り組みだ。
釣りのサポートは兵庫県釣針協同組合、同青年部のスタッフ、JOFI奈良(釣りインストラクター連絡機構)、ヒューマンアカデミーの協力も得て行われた。
エサはミミズで、エサの付け方、仕掛けの振り込み方、取り込み方などを教えた。魚に掛かった針は、スタッフが外していた。
釣果は、午前中は入れ食いだったが日が昇り、午後になってくると、さすがに魚の反応も悪くなった。それでも1~3尾は釣れており、全体的には釣果も良く、参加者を楽しませていた。
今年は180名がニジマス・アマゴの釣り体験を行った。
釣り体験は午後2時で終了し、プールの水位を下げ子供達約50人を集めて魚のつかみ取りも行われた。子供達もびしょ濡れになりながら、プールの中で魚を夢中で捕まえ、大にぎわいとなっていた。
地元の子供達に釣り体験を…。兵庫県釣針協同組合の取り組み
最後に今回の出展について、兵庫県釣針協同組合の森幹雄理事長に話を伺った。
「この釣り名人集まれは、旧東条町の時から行ってきました。基本的には『子供に釣りをする機会を提供したい』という想いで行っています。当組合では8月に海で親子海釣り教室を行い、11月は地元の加東市でこのイベントを通じて、子供を中心に釣りに触れてもらう機会を提供させてもらっています。
ここで釣りを楽しまれた子供が、また釣りに行ってもらえるようになれば嬉しいです。今日は天候もよく、釣果にも恵まれたので、良いイベントになって良かったです」。
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