河原に響く子ども達の大歓声!「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」。気軽に出来る釣りで自然に親しむ

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「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」の記念撮影
「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」が開催された。写真は魚釣り前に開会式会場で記念撮影に臨む参加者とスタッフ

魚釣りを通して自然に親しんでもらうとともに、釣りマナーを普及、啓発するイベント「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」が8月3日、東京都青梅市の多摩川河川敷にある釜の淵公園で開かれた。

奥多摩漁業協同組合(以下、漁協)が主催し、公益財団法人日本釣振興会、青梅市役所、NPO法人奥多摩川友愛会の後援。

東京都、神奈川県、山梨県を流れる多摩川は、全長138㎞、流域面積1240㎢という広大な河川。首都圏にありながら流域の自然は豊かで、護岸化されずに自然河川の形態を保っている部分は多い。

都会の中の自然について魚釣りを通して多くの人に親しんでもらい、ごみの持ち帰りなど釣りマナーの普及、啓発を図ることが同イベントの目的。多摩川上流部に位置する青梅の魅力PRも兼ねたイベントだ。

今イベントのメニューは、子どもたちを対象にした釣り教室とニジマスのつかみ取り。

「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」の受付の様子
楽しい魚釣りに胸をときめかせ受付に並ぶ親子

午前9時からの開会式に備え、テント設置や机を配置、参加者が使用するタックルの用意と仕掛け作り、ニジマスをつかみ取りするための池の造成、幟旗の設置など会場設営作業がスタッフによって手際よく進められた。

当日の参加者は、事前に漁協がウェブを通じて募集した小学1年生から中学3年生までの47人と、その保護者の計約95人。

日本釣振興会からは本部役員含む約30人(グローブライド、釣りビジョン、マルキユー、ハヤブサ、つり人社)が事業支援として参画した。

小さな子供もOK!誰でも出来るピストン釣りに挑戦

参加者受付後、テント前の河川敷で開会式がスタート。

司会者が「今日は1mくらいの短い竿を使い、ウグイやオイカワを釣ります」とアナウンスした後、主催者、後援団体の代表がそれぞれ挨拶。

漁協の大久保芳木組合長は「このピストン釣りは、川に入って川遊びをしながら、小さなお子さんでもできる簡単な釣りです。私も子どもの頃は、しょっちゅうやっていました。魚釣りをして、川に興味を持って頂いて、大人になった時にこの大事な川を守ってくれれば嬉しいです」と、魚と簡単に触れ合うことのできるピストン釣りの楽しさを知り、多摩川での釣りを通して、将来的に環境保全への意識が高まることを望んだ。

大久保組合長
開会式で挨拶する奥多摩漁協の大久保組合長

続いて、日本釣振興会普及振興委員会の藤掛進委員長(グローブライド)がマイクを持ち、「非常に暑い中、このように多くの人に集まって頂きました」と感謝の意を伝えた。

その上で「日本釣振興会は、釣り人の皆さんが入会できる組織。では、我々がどのような仕事をしているかというと、魚の放流に力を入れています。また、釣り場環境の保全ということで、ごみ拾いも行っています。いま、いろいろな事情で防波堤などがシャットアウトされて魚釣りができない状況なのですが、そこを開放する事業も実施しています。このようなことに取り組むのは、日本の釣り文化を子どもたちのために残していきたいという思いがあるからです」と日本釣振興会の事業の意義を強調。

「これまで奥多摩漁協さんの全面的なご協力により、このフィッシングフェスタを開催してきましたが、今年から奥多摩漁協さんの主催となりました。多摩川では、こんな魚が釣れて楽しいんだということを知ってください」と呼びかけた。

藤掛進委員長
大勢の参加への感謝と、日本釣振興会の事業などについて語る藤掛進委員長

この後、司会から、コロナ感染症予防のためのマスクの着用は個々の判断に任せる。マスク着用者は熱中症予防のため、適宜マスクを外してもよいなどといった注意点が説明された。

また、気温が上昇していることから、水分は十分に摂取すること、流れの中心部より先は水深があるので、そちらには行かないといった留意事項が示された。

釣果良好。子供達も大はしゃぎ!釣りの後はニジマスのつかみ取りも

「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」の様子
下流に向かって仕掛けを流し、前後に竿を動かしてウグイやオイカワを狙うピストン釣り

ピストン釣りは、1m程度の短い竿の先に竿とほぼ同じ長さの仕掛けをセットし、餌となる川虫を針に付けて仕掛けを上流から下流へと流し、仕掛けが伸びきったら、上流に引き上げ、再び下流に流すといった動作を繰り返す釣り方。

釣り人は下流に向かって浅瀬に立ち込み、竿を前後、リズミカルに動かすだけ。魚が掛かると、竿を通して手元に「ググッ」とアタリが直接伝わってくるので、小さな子どもでも手軽に楽しめる。

参加者は、ライフジャケットを着用し、受付前に設定された70~80mほどの区間に複数のグループに分かれて散り、スタッフから餌の川虫の採取方法や針への付け方、竿操作の仕方などの指導を受けながら、流れに潜むウグイやオイカワを釣った。

「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」の様子
ピストン釣りに用いる餌は、川の石裏に生息している川虫。川虫の取り方、針への付け方を指導する日本釣振興会のスタッフ

漁協は羽村から上流、今回のフェス会場である釜の淵公園前含む13か所にウグイの産卵床を整備している。そのためか、岸際やすぐ目の前を他の参加者が横切った後でも、少し間を置けばたちまち釣れるなど魚影は濃く、子どもたちは大喜びだった。

ウグイとともに、顔周辺に追星を出現させ、鮮やかな婚姻色に体を染めたオスのオイカワを釣り上げた低学年の男児もいて、河原は終始、歓声が響いた。

「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」の釣果(オイカワ)
オスの良型オイカワもヒットして、にっこりの親子

ピストン釣りの後、水辺に設けられた4~5m四方の簡易池では、放流された25~30㎝のニジマスのつかみ取りも行われ、参加者は保護者とともにフェスを堪能した。

「多摩川フィッシングフェスティバル2023in青梅」の魚のつかみどりの様子
大はしゃぎのニジマスつかみ取り。なかなかつかめず、外野からエールも

なお、同イベントについては、藤掛委員長が挨拶した通り、昨年まで日本釣振興会普及振興委員会が開催していたが、今回から奥多摩漁協に移管された。移管して最初のフェスということもあり、日本釣振興会も運営に協力した。

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