公益財団法人日本釣振興会埼玉県支部では、7月7日(金)、入間市を流れる霞川の中神地区でオイカワの産卵床を作った。
この活動は、入間漁業協同組合の協力・指導の下、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の一環として行われた。また、地元のNPO法人バーブレスフック普及協会からは、砂利120㎏などの資材や備品が提供された。
当日は晴天。午前10時に霞川の中神地区の河川敷に集合。同支部からは吉田副支部長や福田役員はじめ4名、入間漁協からは3名、バリバスの社員4名の合計11名が参加した。
人工産卵床は水深20㎝以下で流速が30㎝以下の場所に2カ所設置した。
畳一畳の面積を木枠で囲い、川耕しを行ない、大きな石を取り除いてからオイカワが産卵するのに好む大きさ1㎝あまりの小石を、厚さ4㎝程度敷き詰めて作った。取り除いた大きな石を木枠の上流部分に置き、緩やかな流れを作った。
さらに、半自然の産卵床を、縦4?m×横3?mほどの縦長の浅瀬を耕して、上流部分の横半分に大きな石を止め石として置き、緩やかな流れと早い流れの箇所を作った。
皆で協力し、1時間ほどで産卵床造成の作業を終えることが出来た。
この事業を継続している効果か、近年、霞川では在来種であるオイカワが増えているという報告がある。
同支部では、「今後も期待して見守っていきたいと思います」とコメントしている。
【提供:日本釣振興会埼玉県支部・編集:釣具新聞】
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