感染対策を十分に行った上で開催。北陸の釣りを盛り上げる!
(株)上州屋主催、「北陸フィッシングフェスタ・新製品予約受注会2020」が2月23日に石川県産業展示館3号館にて開催された。
毎年、この時期に行われている展示会で、北陸の釣りを更に盛り上げる主旨で開催されており、今年で4回目を迎える。今年は新型コロナウイルスの影響で、開催の可否も検討されたが、感染対策を十分に行った上で開催する事が決定した。
出入口付近には消毒液の設置や、体調に不安のある人は来場を控えてもらうようアナウンスするなど、様々な対策が取られていた。メーカーブース間の通路等も広く取られており、密集状態になる事が緩和されるレイアウトとなっていた。
出展企業は約60社。幅広いジャンルの商品が出品される総合ジャンルのショー
当日の天候は曇り後雨と不安定だったが、開場前から多くの来場者が入場待ちの列を作った。最終的には約3400人の集客となった。
出展企業は約60社(ブランド)。ルアーフィッシング、エサ釣り、アパレルや小物類など幅広いジャンルの商品が出品されていた。このショーは総合ジャンルのショーであり、また北陸は様々な釣りが楽しめる地域で釣りが盛んだ。ショーにも熱心な釣り人が多く集まっていた。
全体的にはソルトウォーター関連のロッドやルアー等の商品が最も目立った。その他、ネイティブトラウトや船釣り、バスフィッシング、アユ釣り等の商材もあったが、海関係の用品が多かった。
場内には物販コーナー、トークショーステージ、キャスティングコーナー、キッズプレイゾーン、軽食・飲食コーナー、抽選会場が設けられ、見るだけでなく体験して遊ぶ事も出来る。
キャスティングコーナーでは、実際にメーカースタッフから話を聞きながら、ロッドの試投が出来て好評だった。トークショーでは、ソルト系の有名アングラーが多数登壇し、トークショーを行い賑わいを見せていた。キッズプレイゾーンは、例年より子供の来場が少なかった。
また、このイベントは新製品予約受注会であり、来場者が気に入った新製品の予約ができる。来場者の注文を書き込む上州屋スタッフの姿も多く見られた。来場者からも「買う事は決めていたのですが、実際にロッドをいくつか触って、それで決められるので嬉しいです」と話していた。
また他の来場者も「お店にもない商品もあって、メーカーさんにいろいろ質問も出来るので有難いです。新しい物が見つかるし、知識も増えるから嬉しいですね」と話していた。
メーカーにとっても、こういった来場者の声を聞いて店舗に仕入れてもらうよう依頼するなど、ビジネスの面でも有意義なショーになっていた。
新型ウイルスの影響があるとはいえ、来場者はいろいろな釣り用品を見たり、メーカーの話やトークショーを聞いたり、体験するなどして楽しい時間を過ごしていた。釣り人の気持ちを高めるショーとなっていた。今年の北陸地区の釣りも盛り上がりそうだ。
最後に主催者に話を聞いた。
「今年の北陸地方は雪も少なく、新型コロナ対策を除けば、準備は順調でした。開催2日前に石川県でも感染者が出た事もあり、直前まで開催の有無も含めて慎重に検討しましたが、対策を万全にして開催する事を決定しました。
手応えとしては、いろいろ心配していたのですが、昨年並みに来て頂いていると感じていますし、思った以上に多くの方に来て頂けて良かったと思います。物販コーナーもスペースを拡げて、お客様にも喜んでもらえたと思います。
出品物を見ると、オフショアのソルト系等が多いと感じました。このイベントも来場者数も増加傾向ですし、更に出展メーカーさんが増えれば、より多くのジャンルの商品が出品され、さらに盛り上がるショーになると思います。来年も同じ時期に開催予定ですので、ご協力をよろしくお願い致します」