入間漁協がアユルアー可能区間拡大、全長26㎞に。上州屋新狭山店では限定ルアーも販売

ニュース

近年、淡水の新たな釣法として愛好者が増加傾向のアユのルアー釣り(「アユイング」、「キャスティングアユ」とも。以下、アユルアー)。フィールドが限定的であるなど現段階で課題は少なくないが、新釣法としての可能性に着目し、アユルアー区間を拡大した漁協と、オリジナルカラーの専用ルアー開発に取り組んだ釣具店がある。

アユルアー区間を延長したのは、埼玉県の南西部を流れる入間川を所管する入間漁業協同組合(古島照夫組合長)

一方、ルアーを開発し、近く売り出すのは同県狭山市にある上州屋新狭山店

入間漁協は入間川(飯能市、入間市、狭山市、川越市の一部)に種苗放流し、遊漁料を徴収。一方、上州屋新狭山店は釣り場の入間川沿いで店舗運営し、入間漁協の遊漁券も取り扱う。

新狭山店は、アクセス良好な主要幹線の国道に面し、さらには釣りのフィールドである入間川に近接という同業者も羨むほどの好立地。休日、祝日ともなると、買い物客がひっきりなしに訪れ、スタッフの的確な助言のもと必要なタックルを買い揃える。

上州屋新狭山店
国道16号に面した上州屋新狭山店

店内に足を踏み入れると、国内を代表するメーカー各社のロッド・リール・ルアー・ライン・小物・ウエア類が通路両脇や壁面にところ狭しと陳列され、圧巻。特に目を引くのが、充実したルアー用品だ。全商品のうち、ルアー関係のタックルが実に5割を占める。

上州屋新狭山店の店内
広い店内に陳列されたルアーロッドの一部

店長以下、スタッフ全員がお膝元の入間川はもちろん、各地の淡水・海水フィールドへ出向き、実釣して得た鮮度の高い情報を店舗に持ち帰り、発信し続けているのも特徴だ。

ルアー用品の品揃えとスタッフの確かな知識、釣り場情報の豊富さなどで厚い信頼を得ている同店が、アユルアーの将来性に注目し、関連タックルを扱い始めたのは2~3年前だ。当時、新スタイルのこの釣りを楽しめる河川は限られ、相模川など可能な釣り場でのアユルアーを提案していたという。

ところが、令和4年に国道16号線を挟んですぐ北側を流れる入間川を管轄する入間漁協が、狭山市内の一部にアユルアー区間を設定したことを機に状況は好転。

メディアによるアユルアー情報の発信と相まって、関連商品を求めにやってくる客が3~4倍に増加。販売実績がなかった専用ロッドについても、「1シーズンで4~5本売れるようになった」と同店の小島店長は語る。

上州屋新狭山店の店長とスタッフ
上州屋新狭山店の店長(中央)とスタッフ

若者に人気のアユルアー。漁協はルアー可能エリアを拡大、遊漁券のオンライン販売も

入間漁協が令和4年に設けた入間川のアユルアー解禁区間は、狭山市の広瀬橋から下流、川越市の東武東上線鉄橋までの約9.5㎞。所管する東武東上線から最上流の飯能市上名栗まで約36㎞のうちの9.5㎞というエリア設定だったが、目新しさも手伝ってかアユルアーを試みる釣り人が多数訪れた。

若者を中心とした釣り人がアユを求めて釣り場にやってくる光景にアユルアーの可能性を感じ取った入間漁協は、令和5年2月の通常総代会でアユルアーが行える区間を6月1日の解禁と同時に延長することを決定。

これは、アユルアー区間の下流端をそのままにして上流端について狭山市広瀬橋から上流、飯能市の小岩井取水堰まで延ばすという内容。これにより、入間川のアユルアー可能区間は、現行9.5㎞から約3倍の約26㎞へと一気に拡大した。

入間川
今年6月からアユルアー可能区間が大幅に拡大される入間川(入間漁協事務所下流)。アユルアーの有力フィールドとなるか?期待が高まる

アユルアー区間拡大に併せ、さらに入間漁協は遊漁券の販売方法にオンラインシステムを導入した。友釣りではおとりアユが必要なため、おとり店で遊漁券も購入することが一般的。しかし、アユルアーについては、おとりが不要なことから、事前に販売店で遊漁券を買い求める必要がある。

入間漁協の遊漁券は、組合事務所含め、流域の18カ所で購入できるが、「販売所が分かりづらい」、「釣り場から離れている」などといった改善を求める声が寄せられていた。

アユルアーは若い世代の参入が多く、スマホなどを利用して釣り場の情報を入手しているケースが少なくない。遊漁者の利便性、漁協経営の安定化を目的に、同漁協はスマホなどを使って遊漁券購入が簡単にできるよう遊漁規則の変更に踏み切った。

古島入間漁協組合長
古島入間漁協組合長。「アユルアーをしに入間川にぜひ来てほしい」と語る

古島組合長は入間川でのアユルアー区域拡大について、「前年、下流域で解禁したアユルアー区域に大勢の釣り人に来て頂いた。好評だったので、今回エリアを拡大しました」と説明。その上で、「新区域に含まれる原市場地区では、新たに駐車場が確保できそうです。入間川で友釣りをやる人は激減しており、釣り人の皆さんはアユルアーをやりにぜひ入間川へきてほしい」と呼びかける。

パームス「エスケード」の上州屋新狭山店オリジナルカラーが販売!

入間川のアユルアー区間拡大と歩調を合わせるように、新狭山店が今年4月頃に売り出す予定というアユルアーは、パームスから発売され、実績があるアユルアー「エスケード」に新狭山店オリジナルカラーを施したもの。

「オワレスギ」というカラー名称で、水中を引いてきた時に高い視認性が得られるよう頭部などが黄色に着色されている。

新狭山店オリジナルカラーのアユルアー
新狭山店オリジナルカラーのアユルアー(上80㎜、下100㎜)。発売予定は4月頃

サイズは80㎜、100㎜の2種類展開で、価格は前者が1500円、後者が1600円。4月頃の発売を予定しており、新狭山店と埼玉県内の近隣店舗で先行して売り出し、その後、上州屋内の希望する店舗でも販売する計画だという。

今年の入間川のアユルアーフィッシングは、川幅が広く大川の様相を呈している下流から、オイカワなど小物釣りが楽しめる足場のいい中流域、さらには河畔林が茂り、季節の渓谷美が堪能できる上流域と多様な表情を持つ約26㎞区間がフィールドとなる。

かつての入間川は、アユの友釣りが解禁する6月1日以降、いたるところで初夏の訪れを知らせる風物詩のような友釣りの光景が見られた。

漁協と釣具店が釣り振興の一環として取り組んだ今回の2つの新事業を契機に、入間川にアユを追い求めるルアーアングラーの姿が定着し、さらに釣り人に喜ばれる河川へと発展していくか、その行方を見守りたい。

入間川のアユルアーについての問い合わせ
入間漁協 0‌4‌2-9‌7‌3-2389
上州屋新狭山店 04-29‌5‌5-2831

関連記事

【メガバス新製品】「MEGADOG-X」モンスターバスをフィーディングへと狂わせる!

都内最大級のアウトドアイベント「TOKYO outside Festival」開催!OUTDOOR&FISHINGゾーンは富士工業がサポート

外来魚を「有効利用」する釣り大会、琵琶湖の彦根で開催!ファミリーなど約250名が参加

釣りガール・高本采実さんも参加!大阪の人気釣り場で「ファミリーマス釣り体験教室」開催

【バレーヒル】「アジテート」新カラー5色が追加

人気YouTuber・マルコスがモデル!「釣竿公正マーク」の周知ポスター秋冬版公開【全国釣竿公正取引協議会】

【スラッシュ】「バーサルグリップ SL-261」様々な魚種をしっかりホールド出来る万能グリップ

【エコギア】「エコギア熟成アクア スーパーどじょうM」特殊形状ボディのタチウオ用ワーム