公益財団法人日本釣振興会東京都支部(常見英彦支部長)は、「水辺感謝の日」に伴う清掃活動を10月22日、江東区の若洲海浜公園海釣り施設周辺で実施した。
清掃活動に参加したのはツネミ、シマノ、オレンジブルー、ルミカ、釣りビジョンの社員と子どもを含むその家族など約65人。
この日は、キャンプ場前の護岸釣り場で同支部主催の釣り教室が開かれており、一部スタッフは教室と清掃作業の現場を掛け持ちした。
広範囲をすみずみまで清掃!人工磯には多くのゴミが…
清掃場所は、釣り教室で利用する護岸部分約200mと、その延長上にある約500mの人工磯周辺。
可燃、不燃ゴミ用の2種類の45リットル相当のゴミ収集袋、軍手、トングなど作業用資機材一式が用意された。
常見支部長の「感染対策には万全を期して実施しましょう」といった挨拶の後、参加者はグループに分かれ、芝生や通路上に落ちていたり、水際に漂着しているゴミを午前10時から約1時間にわたって拾い集めた。
最もゴミが多かったのは人工磯。人工磯は大きな石を配置して人工的に整備された釣り場だが、石の隙間に漂着したのか投棄されたのか分からないペットボトルやコーヒー缶、発泡スチロールの破片などが目立ち、参加者は滑らないよう最善の注意を払いながら、トングを使って回収した。
分類された回収ゴミを前に参加者で記念撮影をして解散となった。参加者にはレジャーシートとボールペン、子どもたちにはお菓子の詰め合わせがプレゼントされた。
日釣振が制定した「水辺感謝の日」は、日頃釣りを楽しんでいる水辺の環境に感謝し、自然との共存を目指して平成6年に定められた。
コロナ禍以降は統一指定日が設けられておらず、9月から10月にかけて全国各地の多くの水辺で「水辺感謝の日」として清掃が行われている。
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