オイカワの産卵を手助け! 埼玉県霞川で手作り産卵床を設置。漁協、NPO、釣り具メーカー等が協力

ニュース
日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の集合写真
埼玉県の霞川でオイカワの産卵床が設置された。産卵床は木枠や砂利、石などを使い手作りで作られた

公益財団法人日本釣振興会埼玉県支部では、6月23日(木)、LOVE B‌L‌U‌E事業の一環として、入間漁業協同組合様のご協力・ご指導の下、埼玉県入間市を流れる霞川の中神地区でオイカワの産卵床を作りました。

地元のNPO法人バーブレスフック普及協会様から砂利120㎏などの資材の提供と備品の協力をいただきました。

当日、天気は曇りの中、参加者は午前10時に霞川の中神地区の河川敷に集合しました。

日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の様子

当支部からは岡田支部長、地元の荒井一郎役員、吉田俊彦役員はじめ8名、入間漁協からは古島照夫組合長はじめ5名、埼玉県水産研究所からは4名が参加しました。

日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の集合写真
入間漁業協同組合の協力、指導の下行われた

人工産卵床は水深20㎝以下で、流速が30㎝以下の場所に2カ所設置しました。

畳一畳の面積を木枠で囲い、川耕しを行ない、大きな石を取り除いてからオイカワが産卵するのに好む、大きさ1~2㎝ほどの小石を厚さ5㎝程度敷き詰めて作りました。取り除いた大きな石を木枠の上流部分に置き、緩やかな流れを作りました。

日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の様子
木枠作成の様子。畳一畳分の大きさの木枠を作成
日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の様子
設置場所の川耕しを行う
日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の様子
木枠を設置し固定
日本釣振興会埼玉県支部のオイカワ産卵床設置の様子
木枠の中にオイカワが産卵するのに好むサイズの小石を敷き詰める

さらに、半自然の産卵床を、縦6m×横5mほどの浅瀬を耕して、上流部分の横半分に大きな石を止め石として置き、緩やかな流れと速い流れの場所を作りました。

皆様のご協力により、1時間ほどで産卵床造成の作業を無事終えることができました。

これから、霞川の在来種であるオイカワが増えていくのを期待して見守っていきたいと思います。

【提供:日釣振埼玉県支部・編集:釣具新聞】

関連記事

和歌山県でイサキ3万6000尾を放流。豊かな海と釣り人の笑顔を守るため活動【LOVE BLUE】

【シマノ】「ストロングアサシン フラッシュブースト」貫通ワイヤー・肉厚ボディでブリブリ泳ぐ

「かめや釣具高知南金田店」がオープン!初日から長蛇の列、多くの釣りファンで賑わう。高知県には初出店

グローブライドが「生物多様性のための30‌by30アライアンス」に参画。今後も環境への取り組みを継続

釣りのルールと公認記録について。記録を残さないともったいない!【奧山文弥・理想的な釣り環境】

ヤマリアの社会貢献活動「イカ釣り専門SNSサービスで釣り場をきれいにしたい!」

「にいがたフィッシングショー2023」過去最多・2万2000人以上の釣りファンが来数、コロナ前上回る

「海岸に感謝を込めて」480人で三保内浜クリーンアップ活動。「Sports & Fishing」プロジェクトのメンバーも参加