公益財団法人日本釣振興会大阪府支部は4月16日(土)、大阪府南河内郡にある「千早川マス釣り場」にて「ルアー釣り体験教室」を行った。後援は大阪釣具協同組合。
本来は毎年行っている初心者限定の体験教室だが、昨年と一昨年はコロナウイルス感染拡大の影響を受け中止となり、3年ぶりの開催となった。
参加者はファミリーが中心で、11家族34名(大人17名、子供17名)が参加。指導員スタッフは16名での開催となった。
当日の天候は曇り、4月にしては寒い中での開催となった。
8時から受付けを開始し、8時半に参加者が揃ったところで開会式が行われた。
まず、日本釣振興会大阪府支部の橋本支部長より、参加者へのお礼、日本釣振興会の活動紹介、3年ぶりの「ルアー釣り体験教室」開催が喜ばしいこと、また、「釣りはマナー、ルールを守って頂くことが重要なので、先生の言う事をよく聞いて、安全にも気を付けて楽しんで下さい」といった要旨の挨拶が述べられた。
次に、千早川インストラクターの前田氏より、今回の対象魚であるニジマスについての説明や、安全に釣りを楽しむための注意点、釣りのマナーについて説明された。その後、ルアーの投げ方が実演を交えながら説明され、実釣開始となった。
道具の用意や投げ方などを丁寧にレクチャー!
1家族につき指導スタッフ1人がつき、道具の準備や投げ方、ルアーの動かし方、魚の取り込み方などを熱心に指導していった。
参加者は、普段はサビキなどのエサ釣りしかしないなど、ルアー釣りは初めてという人が多く、投げ方に戸惑っている人も多かったが、徐々に上達していった。
途中2回の放流が行われ、参加者は次々とニジマスを釣り上げていき、中には家族で合計20尾以上のニジマスを釣り上げている参加者もいた。
寒い中ではあったが、子供達も飽きることなく、参加者の多くは納竿の12時まで熱心にルアーを投げ続けた。
キッチンバサミを使った捌き方教室も開催
実釣終了後は、魚の捌き方教室が行われた。キッチンバサミを使った子供でも出来る捌き方が披露された。「これが心臓だよ」と理科の勉強も交えながら説明され、子供達にも好評だった。
その後、希望者にはスタッフ指導のもと、実際に自分達で釣った魚を捌いてもらい、体験教室は終了となった。
3年ぶりに開催された「ルアー釣り体験教室」だったが、参加者からも好評のイベントとなっていた。日本釣振興会大阪府支部には、当日中に参加者からお礼のメールが届いた。以下、一部抜粋。
「本日はマス釣り教室、大変お世話になりました。本当にありがとうございました! 風もあってとても寒かったですが、とても楽しかったです。コロナで色々なイベントが延期になったり、自粛ムードになったり、1つのイベントを開催するのも大変な労力が必要だったかと思いますが、今日は決行して頂けて良かったです。スタッフの方々含めありがとうございました。また機会があれば、ぜひ参加したいと思います」。