全国釣竿公正取引協議会では、釣り人が安全安心に釣りを楽しめるよう、啓蒙活動を行っている。その1つが、「釣竿と感電について」である。
釣竿に使われているカーボン素材は、電気を通しやすいという特徴があり、雷による感電はもちろんのこと、電線や電車の架線、高圧電線が渡っている場所でも感電する危険性がある。
そのため、全国釣竿公正取引協議会では、感電の危険性を多くの釣り人に知ってもらうため、釣竿に「感電注意マーク」を貼り、フィッシングショーなどのイベントで注意を促したり、公式ホームページやYouTubeを使って啓蒙活動を行っている。
現在、同会の公式ホームページでは、釣竿における感電の危険性を周知するため、「感電事故に気をつけよう」、「釣竿による感電に注意!」の2枚のポスターを公開している。
ポスターでは、雷が鳴ったときは竿を置いて安全な場所に避難すること、高圧線や電線、線路や鉄橋に注意すること、電線等に竿先が触れなくても、接近するだけで危険だということ、電線から安全のために離れなければならない距離「離隔距離」について説明されている。
また、移動時は必ず釣竿をたたんで行動するよう注意を促している。
そのほか、人気ユーチューバーマルコスが出演している動画も公開されており、動画内では、釣竿による感電の危険性についてや、「感電注意マーク」について解説されている。動画は、公式YouTubeチャンネルからも閲覧出来る。
全国釣竿公正取引協議会
http://www.jaftma.or.jp/koutori/