公益財団法人日本釣振興会埼玉県支部(岡田信義支部長)では6月22日に「つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業」の一環として、入間漁業協同組合の協力・指導の下、埼玉県入間市を流れる霞川(かすみがわ)の中神地区でオイカワの産卵床作りを行った。
地元のNPO法人バーブレスフック普及協会から砂利120㎏などの資材の提供と備品の協力を受けた。
午前10時に霞川の中神地区の河川敷に集合。(公財)日本釣振興会埼玉県支部からは岡田信義支部長、荒井一郎役員、吉田俊彦役員はじめ8名。入間漁協からは古島照夫組合長はじめ3名、NPO法人バーブレスフック普及協会から2名が参加した。
当日は曇り空の下、時折日も差し、快適な気候の中で実施できた。
オイカワの人工産卵床は水深20㎝以下、流速が毎秒30㎝以下の場所に2カ所に設置した。
畳一畳の面積を木枠で囲い川底を耕うんし、大きな石を取り除いてからオイカワが産卵するのに好む大きさ1―2㎝あまりの小石を厚さ5㎝程度敷き詰めて作った。
さらに半自然の産卵床を2.5m×5mほどの縦長の浅瀬を耕うんして大きな石を止め石として緩やかな流れを作り設置した。
参加者の協力により1時間ほどで産卵床造成の作業を無事終えることができた。
これからこの川の在来種であるオイカワが増えていくのを期待して見守っていきたい。
【提供:日本釣振興会埼玉県支部・編集:釣具新聞】