田ノ浦漁港で小学生60名も手伝い、ヒラメ稚魚1200尾を放流
和歌山県北部の海辺のレジャースポットとして人気がある2つのエリアでヒラメ稚魚放流が行われた。
和歌山市内の南エリアにある雑賀崎から和歌浦にかけては景観もよく、その中心となる田ノ浦漁港は市が釣り場環境整備を進めている人気釣り場だ。
(公財)日本釣振興会和歌山県支部ではこの釣り場環境を保全するために放流や水中清掃などで協力している。
今回は地元の市立雑賀崎小学校のイベントへの協力として5月24日に放流を実施。小学生たち約60名の手によってヒラメ1200尾が放流された。
学校側から野外学習行事として「釣り体験」を検討中という話があり、和歌山県支部では情操教育や環境学習の一環として釣り体験学習に協力していくことになった。
無人島の地ノ島の砂浜でヒラメ稚魚1200尾放流
5月26日、有田市の初島では南村渡船と無人島プロジェクトの協力を得て、初島沖に浮かぶ地ノ島の砂浜にてヒラメ稚魚1200尾を放流した。
この島は手軽な磯釣り場として親しまれ、夏場は海水浴場として賑わってきた。ここ数年は無人島を売りにしたキャンプ場として人気が上昇中のレジャースポットだ。
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昨年、今年と春のシーズンに船やボートで大型ヒラメがあがり、ヒラメを本格的に狙う釣り人がジワジワと増えてきている。これが放流の成果であればうれしいが、今のところ天然魚なのか放流魚なのかは不明。
来年以降はヒラメの種苗を生産している和歌山県栽培漁業センターに協力を仰ぎ、放流魚の追跡調査をするべく種苗へのマーキングを検討することになった。
東日本ほどヒラメ釣りが盛んではない関西だが、放流の効果が高まれば大型になる高級魚の釣りとしてまだまだ人気が高まりそうだ。
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