(一社)日本釣用品工業会の企画・安全委員会ライフジャケット安全・啓発ワーキンググループ(高階才文リーダー)では、ライフジャケット着用の啓蒙を行っているが、その中で自主点検の重要性を伝えるにあたり、新しくポスターを作成した。
ポスターには、ライフジャケットを着用する前に行なう自主点検箇所の詳細や、注意点などが詳しく説明されている。
固型式ライフジャケットの主な点検箇所として「生地が破れていないか」、「バックル、ファスナー、ベルトなどが壊れていないか」が挙げられている。
膨張式ライフジャケットの主な点検箇所として「一度膨らんでいないか」、「部品の使用期限は切れていないか」、「バックルは壊れていないか」、「破れていないか」が挙げられている。
また、自主点検チェックシートも啓発ポスターには記載されており、スマートフォンなどでチェックシートを撮影して、自身のライフジャケットの状態と照らし合わせて点検項目ごとに確認することができる。
チェックシートには点検部位として、カバー、ベルト、バックル、気室生地、充気装置、炭酸ガスボンベ、補助送気管、ホイッスル、再帰反射材が記載されている。
なお、ライフジャケットの着用については以下の注意点がポスターに記載されている。
1.ライフジャケットは正しく着用し、安心して水辺のレジャーを楽しんでください。
2.ライフジャケットを着用する際は、落水時に脱げたりすることがないように、ファスナーなどをしっかりと締めて着用してください。
3.子供が着用する場合は必ず保護者の方が着用させてください。
4.締具(胴部や肩ベルト)、股ベルトを有しているライフジャケットは、身体にフィットするように締具を調整し、股ベルトはしっかりと付け着用してください。
5.季節により着用する衣服の厚みは変化しますので、その都度、ライフジャケットのベルトの締具等により調整してください。
6.ご自身の身体にあったライフジャケットをお選びください。
7.ポケットに物を入れすぎると浮力性能に影響が出ますのでご注意ください。
ライフジャケットは、自身や子供の生命を守る重要な役割を担うアイテムなので、着用前に定期的な自主点検を行うことを推奨する。
ライフジャケットポスターの配布については、(一社)日本釣用品工業会の企画・安全委員会ライフジャケット安全・啓発ワーキンググループに参加している企業にポスターの配布が依頼されている。
釣具店の店頭等で目にする事も多くなると思われる。
(一社)日本釣用品工業会 http://jaftma.or.jp/