
公益財団法人 日本釣振興会が平成6年(1994年)から実施している「水辺感謝の日」清掃。10月の第3日曜日を全国一斉清掃デーとして、今年も各地で清掃が行われた。ここでは、大阪で行われた清掃を紹介する。
フィールドに感謝の気持ちを。今年で31年目
日本釣振興会が行う「水辺感謝の日」は、釣り場のシーズンオフに楽しませてくれたフィールドに感謝の気持ちで清掃活動を行うと同時に、水辺の環境美化という実体験を通じ、自然に対する大いなる愛情と責任ある行動を身に付ける事を目的に毎年開催され、今回で31回目を迎える。

今年も全国80カ所以上で清掃が行われているが、大阪では10月19日(日)の一斉清掃デーには4カ所で清掃が行われた。清掃したのはいずれも釣り人が関係する問題があった場所で、日本釣振興会など、釣り関係者が清掃を継続してきた事が、今も釣りが出来る環境が保たれている事に大いに役立っている。

清掃したのは大阪南部にある泉佐野食品コンビナート、南港フェリー乗り場、北港夢舞大橋、北港常吉大橋の4カ所だ。

参加したのは、日本釣振興会大阪府支部、大阪釣具協同組合、大阪府釣り団体協議会、JOFI大阪など各団体の会員や家族など総勢184名が参加した。
泉佐野食品コンビナートの会場では午前8時30分に参加者が集合。その後、主催者を代表して日本釣振興会大阪府支部の橋本俊哉支部長が関係各位へのお礼と下記要旨の挨拶を行った。

「お休みのところ、早朝より清掃活動にお集まり頂き有難うございます。日本釣振興会は魚族資源の保護増殖、水辺環境の美化保全、釣り文化の普及啓蒙を行っています。全国的にコロナ禍以降、ゴミの問題が顕著で釣り禁止の場所が増えています。こういった問題に対応している日釣振では個人会員の募集を行っています。ぜひ会員になって頂きたいと思います。雨も上がりましたので、今日も怪我のないように清掃をお願いします」。

その後、清掃の範囲や回収できないゴミの種類などが説明された後、担当の場所にそれぞれ移動し清掃が行われた。

当日は泉佐野食品コンビナート周辺で釣りを楽しむ人の姿も見られたが、ゴミは少なかった。道路や駐車場に落ちている細かいゴミや、護岸の岩の隙間にあるゴミを回収していった。

一方で舞洲の常吉大橋や夢舞大橋はゴミが多く、参加者は懸命に清掃を行い、多くのゴミが集められた。シーズンに入った事もあり、釣り人のゴミもあったが、路上に駐車しているトラックからのゴミも多いと思われた。また、不法投棄と思われる大型のゴミもあった。

南港フェリー乗り場も大阪府釣り団体協議会のメンバーによりゴミが回収された。
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