
8月2日、山口県の宇佐川で「鮎友釣り体験教室」が行われた。主催は玖北漁業協同組合。講師は山口銀鱗会、広島清流会、JOFI広島。協賛はシマノ、サンライン、マルト、日本釣振興会加盟店。後援は日本釣振興会。
会場は道の駅(ピュアライン錦)で講義と仕掛教室が行われた。とても綺麗な施設で、ベランダからは宇佐川の清流が望める。
午前9時開会、副組合長でこの施設のオーナーが歓迎の挨拶。続いて講師JOFII広島の太田氏の講義が始まった。

今回参加した生徒は17名。参加費は無料。
女性も多く、岩国基地が近いので、米兵の夫婦も参加していた。鮎の生息域、鮎の漢字の由来、竿、糸、ハリの説明を端折って講義したが、講義時間が30分しかない。2時間を要求したのだが、実釣優先にしたいとの事で、少し延長して40分で終えた。
次は仕掛け作りの講義がスタート。生徒を3つの班に分けて講師が一通り仕掛けを作る。目印は手を上げた生徒にコツを伝授。簡単、動く、止まる目印が出来るようになった。

講義の間は、他の講師が仕掛け作りを行った。用意していた0.25号の水中糸では、切れる可能性があるとの指摘で、0.3号の水中糸仕掛とハナカン仕掛を用意した。ハリは、事前に用意したハリに瞬間接着剤を付けて配布。講師が竿、仕掛、曳船、タモを持ちオトリを入れて宇佐川に入った。

河原にテントを張って水遊びをする家族連れも多く、邪魔にならないように分散して実釣が始まった。ハナカンを付けてポイントへ送り出すまでは、講師が説明しながら行い、竿を渡す手順をとった。
掛り鮎の取り込みは、生徒も苦労したが、そのパワーに痺れていたようだ。15時までに講義室まで帰るよう指示していたが、ギリギリまで釣る方が多かった。

多い人で8尾の釣果があり全員安打となった。宇佐川は、利き鮎会で二度グランプリを勝ち取った鮎河川。香りも高く、身も引き締まり、内臓のウルカが、甘く感じられる銘川の鮎。持ち帰った鮎を食したら、その旨さに痺れるかもしれない。
釣り教室終了の挨拶の際、組合から素敵なプレゼントの発表があった。今回の釣り教室の参加者と講師の方々全員に今シーズンの入漁料を免除した。早速、生徒さんから道具一式をどこで購入したらよいかという話も出てきた。
【提供:JOFI広島・編集:釣具新聞】