公益財団法人日本釣振興会埼玉県支部では、7月5日(金)、埼玉県入間市を流れる霞川の中神地区でオイカワの産卵床を作った。
この活動は、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の一環として行われた。当日は入間漁業協同組合の協力、指導の下行われ、地元のNPO法人バーブレスフック普及協会からも砂利80㎏などの資材の提供と備品の協力があった。
当日は30度を超える真夏日だったが、晴天の下で活動を実施。
午前10時に霞川の中神地区の河川敷に集合。日本釣振興会埼玉県支部からは吉田副支部長はじめ3名、入間漁協からは遠藤武蔵支部長、バリバスの社員3名の合計7名が参加した。
人工産卵床は水深25㎝以下で流速が30㎝/s以下の2カ所に設置。
一畳分の面積を木枠で囲って川耕しを行い、大きな石を取り除いてから、オイカワが産卵するのに好む大きさ1㎝あまりの小石を厚さ3㎝程度に敷き詰めて作った。さらに、取り除いた大きな石を木枠部分に置き、木枠が浮き上がらないように固定した。
また、縦4m×横3mほどの縦長の浅瀬を耕し、川底の石を裏返すことで半自然の産卵床も造成した。
霞川のオイカワは増加中。今後の動向にも期待
当日は、参加者の協力により、1時間ほどで産卵床造成の作業を終えることができた。
この事業を継続しているためか、近年霞川では在来種であるオイカワが増えているとの報告がある。日本釣振興会埼玉県支部では、今後も期待して見守っていくとしている。
【提供:日本釣振興会埼玉県支部・編集:釣具新聞】
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