地元小学生も参加。ヒューマンビーチ長瀬海水浴場でマコガレイ稚魚放流
(公財)日本釣振興会広島県支部では、2020年7月3日にマコガレイ稚魚放流活動を実施した。
当日は前線が北上し、曇りから雨になる予報の中、午前7時30分広島港発三高港行きフェリーが到着。港の駐車場に車一台を駐車し、車両を減らし乗船した。
下松市栽培漁業センターのトラックもギリギリ間に合い一緒に行くことができた。放流会場は、江田島湾の一番奥、ヒューマンビーチ長瀬海水浴場。
遠浅で近くには牡蠣の養殖筏が密集し、底引き網漁船が近づけない魚が無事に大きく育つ環境の好立地。なおかつ、広島市を流れる太田川の真水が流れ込み、適度の塩分濃度で魚の味が格別に美味くなるといわれている海域だ。
午前8時20分現地に到着。駐車場が工事中の為、別の入り口前に(公財)日本釣振興会のノボリを立て放流場所を広報。稚魚放流横断幕の準備から救命胴衣、ゴミ袋、軍手、JOFI広島が新たに購入した火箸等を手分けし準備した。
午前9時、江田島市役所職員が到着しテント2張り、マイクスタンドやスピーカーの設置など会場の設営に尽力して頂いた。
予定より早く午前9時30分過ぎに中町小学校の生徒達が到着した。
雨が降る前に土手副市長が到着次第、開始する事となった。
副市長が到着するまでに、救命胴衣の装着方法の説明と、夏休み前の釣り場での安全講習を、富樫役員が行った。
開会式の司会は太田役員が担当し、平口洋顧問代理のさとみ夫人にご挨拶を頂いた。
その後、土手副市長の挨拶では、釣り番組で、江田島湾のマコガレイ釣りが紹介されるようになったことなど、放流事業の成果報告があった。
近隣の親子も参加し、放流を体験
次に下松市栽培漁業センターの福井職員によるマコガレイの生態説明があった。
バケツに海水を入れマコガレイの稚魚を小分けして入れた。近隣の親子も参加したので、タライに稚魚を入れ、触って生きた魚を体感してもらった。
児童たちは最初、中々魚に触れなかったが、徐々に触ることができるようになった。慣れたころに小さなバケツに稚魚を入れ、放流体験。
放流が終了後、10分間の休憩。
放流活動後には、清掃活動も実施
その後、海浜清掃を30分行った。流れ着いたゴミは自然ゴミが多く、ゴミの中に釣り具は見受けられなかった。収集したゴミは、全て江田島市が分別処理を行った。児童が装着していた救命胴衣を回収した後、放流事業終了の挨拶を太田役員が行い終了した。
【報告:(公財)日本釣振興会広島県支部・編集:釣具新聞】