(公財)日本釣振興会は、2020 年に創立50周年を迎えた。その記念事業の一環として、横浜、大阪、北九州市のフィッシングショー3会場(北九州市で開催の「西日本釣り博2020」は新型コロナウイルスの影響で開催中止となり実際は2会場での出展となる)で、「日本釣振興会50周年記念・僕らと釣りと三平と」という記念ブースを出展した。
釣りブームの火付け役。知ってる世代には懐かしく、知らない世代にも楽しさ伝える
釣りキチ三平は講談社の「週刊少年マガジン」に1973年から10年間連載され大人気となった漫画だ。当時から多くの子供を夢中にさせ、釣りブームの火付け役になった事でも知られている。
この、「釣りキチ三平」を知っている世代には懐かしく、また知らない世代にもこういったブームを巻き起こした漫画があった事を紹介し、釣りの魅力を伝え、釣りに興味を持ってもらおうと、釣りキチ三平の漫画本はもちろん、膨大な数のオリジナルグッズなどが一堂に展示された。
このコレクションは、北海道恵庭市在住の岡部宏志氏のものだ。岡部氏は日本一の矢口作品のコレクターで、自ら「ギャラリー三平」を立ち上げ公開している。その一部を借りて、フィッシングショーのブースで展示していた。
多くの有名アングラーも影響を受けた!
横浜、大阪とも「釣りキチ三平」のブースは人気だった。大人から子供まで、多くの人がブースを訪れていた。今、フィッシングショーの会場でトークショー等を行っている有名アングラーの多くも、子供のころに「釣りキチ三平」の影響を受けている人が多い。
また、有名アングラーだけでなく一般来場者もフィッシングショーに来場するだけあって、釣りキチ三平を知っている人は多い。ある程度の年齢以上は、釣りキチ三平の知名度は100%に近かったと思われる。
釣りキチ三平ブースにも著名アングラーから、釣りキチ三平への思い出のメッセージがパネル展示されていた。