ささめ針は、9月3日(日)、京都府久美浜町の葛野浜で「第5回 SASAME アスリートカップ投キス クライマックスステージ」を開催した。
この大会の参加権利者は、毎年開催される「SASAMEアスリートカップ投キス2023 WEST大会」、および同EAST大会の上位5名。
3年に一度の開催となるが、今回はコロナの影響で2020年、2021年の大会が開催できなかったため、2019、2022、2023年の計6回の地方大会上位5名と、前クライマックスステージ優勝者の合計31名が参加権利者となった。
今回は用事等で2名が不参加のため、29名で熱い戦いが繰り広げられることとなった。
そして、この大会の最大の楽しみの1つが前夜祭。
前夜祭は豊岡市内の宿泊ホテル近くの宴会処で開催された。
西は九州、東は関東からトップトーナメンターが集結し、普段なかなかゆっくりと話す機会が少ない選手同士が美味しい料理を前にキス談義に花が咲き、大いに盛り上がった。
20尾までの重量勝負!スタート直後は食いが良かったが…
競技会のスケジュールは1回戦が6時半~9時、2回戦が9時半~12時。1、2回戦それぞれの順位に与えられる勝点の合計で勝敗が決められた。
審査方法は、2023年度地方大会から導入した20尾までの重量勝負。まず20尾を確保してからサイズ狙いへと戦略を変更する選手が多かった。
大会当日の天候は風もほぼなく晴れ。朝一は涼しく気持ち良く釣りができる状態だが、日が昇るにつれて選手の体力を奪う厳しい天候となった。
釣況は、1回戦スタート直後は場所によってムラはあるものの7連や8連と非常に喰いが良かった。型も13㎝、20g前後のサイズが多く、ピンギス(小さいシロギス)も交じることはありながらも状況は良かった。
ポイントは波打ち際しかほぼキスがおらず、1色(25m)以内でじっくりと待つ釣りスタイル。時間が経つにつれてサイズ、喰い共に悪くなり、パラパラと釣れる状況となった。
暑さの厳しい2回戦。見事優勝を果たしたのは…?
2回戦は気温が上がり、選手をさらに苦しめる状況に。それに加えキスの活性も悪くアタリも散発となり、その中でいかに集中して釣果を上げることがカギとなった。
そんな中、1回戦515g、2位で勝点95点、2回戦373g、4位で勝点87点、勝点合計182点とコンスタントな成績を上げ、上位の選手とは僅差ではあったが、穴田博也選手が見事優勝した。
厳しい状況の中でも、しっかりと手返しを繰り返していたことが勝因だと思われる。穴田選手の使用仕掛けは「アスリートキス4号 8本針」だった。
大会結果(敬称略)
優勝
穴田博也(勝点合計182点)
準優勝
山元隆(勝点合計181点)
3位
小島健治(勝点合計177点)
4位
斎亘(勝点合計173点)
5位
伊藤猛(勝点合計168点)
大会の様子は、ささめ針公式ホームページからも確認出来る。