5月19日(金)、公益財団法人日本釣振興会岡山県支部では、備前市日生町でヒラメの稚魚放流を行った。
昨年までは倉敷市だったが今年は放流場所を変更し、また、放流魚もキジハタからヒラメに変更された。
園児がヒラメを観察。小さな魚に興味深々!
この活動には備前市立日生認定こども園の年長児30名が参加予定だったが、当日は予想以上の豪雨。仕方なく園児の参加は無しとなった。
しかし、園児が楽しみにしていた事を考え、急きょ保育園にバケツに移した稚魚を持って行き、園児たちに観察してもらうこととなった。
ここでは、下松市栽培漁業センター職員からヒラメの生態について説明してもらった。
1日5食もエサを食べること、1年で体長20㎝以上になり、5年も経てば70㎝にもなることなどが解説され、園児も驚きながらバケツの中の小さなヒラメを観察していた。
放流に参加予定だった年長以外の子供達も順番に観察し、園児全員に稚魚を観察してもらった。
最後に、海が汚れないようにゴミをきちんと捨てる約束をして観察会はお開きとなった。
備前市の砂浜で放流。3000尾のヒラメが海へ…
その後、放流場所に移動。放流場所は、細かく砕けた牡蠣の殻が混じった感じの砂浜で、すぐ沖はアマモの藻場があり、稚魚が天敵から隠れて成育するのに良い環境だった。
日生町漁協と日釣振岡山県支部のボランティアスタッフの協力を得て、3000尾が放流された。
園児に体験させてあげることが出来なかったのが残念だが、来年度に期待して解散となった。
【提供:日本釣振興会岡山県支部・編集:釣具新聞】