4月1日、2日、「第4回沖縄フィッシングコンテンツトレードショー2023」が、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示場で開催された。主催は沖縄フィッシング事業実行委員会(サンノリー、シーランド、ステップ、YOSEMIYA)。
5年振りの開催となる今回、2日間で約8000人が来場し、沖縄の釣りや地域活性化にも貢献する大盛況のショーとなった。
開幕告げるオープニングセレモニー
沖縄フィッシングコンテンツトレードショーは、2011に第1回が開催され、第2回が2014年、第3回が2018年とほぼ4年毎に開催されてきた。今年が4回目の開催となる。
主催は沖縄の釣具店で結成された実行委員会で、後援は日本釣振興会、沖縄県、宜野湾市、第十一管区海上保安本部、沖縄観光コンベンションビューロー、ほかメディア等が多数。
初日の午前9時半には、会場入り口前に作られた特設会場で、開催地である宜野湾市長や沖縄コンベンションビューローの会長も出席し、多くの関係者が見守る中、オープニングセレモニーが行われた。
セレモニーでは、主催者を代表して沖縄フィッシング事業実行委員会の米須弘憲氏が挨拶を行った。出展社代表としては、マルキユー株式会社代表取締役社長の岡田信義氏が挨拶を行った。
また、開催地を代表して宜野湾市長・松川正則氏からも挨拶が行われた。
挨拶、祝辞が終わるとテープカットが行われた。合図と共にテープが切り落とされ、華やかにショーの開幕が告げられた。開場後は松川宜野湾市長や沖縄コンベンションビューローの下地会長も会場内を視察。釣り人の多さや熱気に関心していた様子だった
有名メーカー多数、ハイサイ探偵団も出展。老若男女がショーを堪能
会場ではダイワ、シマノ、がまかつ、マルキユーをはじめ多くの有名メーカーや人気ブランドがブースを出展し、新製品や沖縄で人気の商品などを出品した。
磯釣り関係や船釣り関係の商品も多く、エギ、ルアー、アパレル、小物類など幅広いジャンルの商品が展示されていた。また人気YouTuberのハイサイ探偵団もブースを設置し、写真撮影等のために長い行列が出来ていた。
各ブースでは会場限定のオリジナル品の販売なども行われており、来場者を楽しませていた。
ステージプログラムも充実しており、エギング、磯釣り、ルアーなど各ジャンルの有名アングラーによるステージや、2日目には人気バンドのHYの番組公開収録も行われた。
来場者は男性、女性とも幅広い年齢層だった。若い釣り人も非常に多いと感じられた。またアメリカや台湾など外国人の来場者の姿も良く見られた。子供達の入場も多いのが特徴的だった。
また来場者に大人気なのが、お楽しみ大抽選会だ。ショーの入場料は前売り1000円・当日1500円(中学生以下無料)だが、抽選券付きのチケットで販売されており、来場者も何らかのお土産を持って帰る事が出来る。高級ロッドと高級リールのセットなど驚くような豪華賞品も多数用意され、当たりが出て大喜びする来場者もいた。
来場者はメーカースタッフやインストラクターから商品説明を聞き、また写真を撮るなどショーを楽しんでいた。
ある出展社に聞くと「お客さんは本当に良く商品を見に来てくれますし、説明も聞いてくれます。人との距離が近くてすごく親しみやすい感じです。当社の商品も、当社が考えていた以上に使って頂いているお客様が多いと感じましたので、営業やプロモーションも、もっと頑張らないといけないと感じました」と話していた。
2日間とも多くの来場者で賑わい、5年振りのショーは大盛況の内に終了となった。
最後に、主催者の沖縄フィッシング事業実行委員会・米須剛委員長に話を伺った。
予想以上の大盛況。次回開催は4年後を予定
「昨年はコロナ禍のため早くに延期を決定させてもらいました。沖縄はいつもメーカーさんに早い段階で開催の案内や出展依頼を行っています。会場も非常に人気でここしかありませんので、早くに確保する必要があるといった事情もあります。今回も最終的には多くのメーカーさんにご出展してもらえました。
我々も皆で話し合い、ハイサイ探偵団やHYの公開収録を行うなど、色々な人達が来場してくれるよう知恵を絞りました。今回の来場者を見ると、上手くいったのではないかと思います。
抽選会の景品もメーカーさんにも協力してもらい、頑張りました。こういった事もあって、盛り上がっているのではないかと思います。ショーの宣伝も上手くいったのではないかと感じています。
沖縄では小中学生もよく釣りを釣りをしますが、子供達にも喜んでもらえていると思います。来場者数も予想を上回り、今までで一番の盛り上がりではなかったかと思います。
沖縄の釣具市場は、今はなかなか厳しい状況です。しかし、ショーの来場者を見て、皆様も釣りを楽しみにされている様子でホッとしました。このショーをキッカケに釣り人の活性も上がると思いますし、沖縄の釣具市場も良くなってくるのではないかと期待しています。
次回は4年後に開催を予定しています。その際は、またぜひご協力を宜しくお願いします」。