女性アングラーを中心としたボランティア団体「つりジェンヌ」では、10月23日(日)、「第8回女性だけのカワハギフェスタ」を開催した。
「女性だけのカワハギフェスタ」は、つりジェンヌが毎年開催している女性のみの参加者で行われるカワハギ釣り大会だ。今回は3年ぶりに開催し、また、初の関東・関西同時開催で行われた。
釣りに挑戦したい女性を応援!ボランティア団体「つりジェンヌ」
つりジェンヌは、多くの女性に釣りの楽しさと自然の豊かさを体験してもらうことを目的としているボランティア団体。
女性アングラーを中心とした釣り人と釣具業界の関係者が集い、平成14年に発足。発足以降、関東を中心に女性向けの釣り大会や釣り教室を企画・運営している。
今回、関東会場には150名の女性が参加し、神奈川県三崎港・うらりで開催。つりジェンヌアンバサダーの晴山由梨さん、オブザーバーの今井寿美礼さん、武田架奈美さんも参加した。 初心者向けのスクール船1隻と、一般船8隻の計9隻で行われた。
一方、関西会場には30名の女性が参加し、和歌山県の加太で開催。つりジェンヌアンバサダーのそらなさゆりさんが参加した。
【関西会場を密着取材!】大接戦で大盛況。賑やかで華やかな釣り大会
取材に行った関西会場の大会本部では、朝4時半からスタッフが集まり設営準備が行われた。6時から受付を開始し、6時半からはそらなさゆりさんの司会進行で開会式が行われた。
冒頭、関西会場実行委員の平井氏により以下要旨の挨拶が行われた。
「つりジェンヌでは、今まで関東を中心にイベント等を開催してきましたが、少しでも多くの女性に釣りを楽しんでもらいたいということで、今回は初めて関西でも開催することとなりました。来年以降は関西でも展開していき、より一層盛り上げたいと思います。今日1日、ぜひ楽しんでいって下さい」。
その後、スケジュールや大会ルール、注意事項について説明が行われた。今大会ではカワハギ3尾の総重量で順位を決定すること、また、キャビン内での感染症対策等について説明された。
続いて関西会場の船宿「三邦丸」の船長から挨拶があった後、そらなさんから以下要旨の挨拶が行われた。
「今回、初の関西会場が私の地元でもある和歌山県で開催されることとなり、非常に楽しみにしていました。今日は、皆さんの良い釣果と、素晴らしい笑顔、そして最高の思い出を一緒に作りましょう」。
開会式終了後、参加者は乗船しポイントへ向かった。船上での様子は非常に賑やかで、移動中も隣の人と歓談を楽しみ、写真撮影をしている様子が多く見られた。
ポイント到着後、実釣開始。開始後すぐに各所で竿が曲がり、カワハギが釣れだした。船には男性スタッフも乗船し、参加者のフォローに回った。
参加者は釣り経験者が多く、次々とカワハギを釣っていった。初心者にもそらなさんや男性スタッフが熱心に指導し、全員がカワハギを釣ることが出来た。
8時頃になると少し活性が落ち着いたものの、競技終了までコンスタントに釣れ続けた。
大きなカワハギも多く混じり、最後まで誰が優勝か分からないほどの接戦だった。参加者は楽しみながらも非常に熱心な様子で、休憩もとらずに競技終了間際まで仕掛けを垂らし続けていた。